2026年4月17日より、香港で開幕した『2026ワールドカップ第2戦』。

大会2日目に実施された女子スプリントには、佐藤水菜と酒井亜樹が出場。激闘となったのレース模様をレポートしていく。

女子スプリント

【予選】

世界各国から41人が出場。日本からは佐藤水菜と酒井亜樹がエントリー。

世界選手権やオリンピックでは予選〜決勝が2〜3日間にかけて実施されるスプリント。しかしワールドカップは予選、1回戦、2回戦、準々決勝(ここから2本先取制)、準決勝、決勝と1日で最大10本以上も走る過酷な種目となっている。

女子スプリント,WOMEN'S Sprint,『2026ワールドカップ第2戦』香港,2026 UCI Track World Cup - Hong Kong, China

ヘティ・ファンデルワウ

香港での戦いにエントリーしたのは、『2025世界選手権トラック』スプリント銀メダルの佐藤に加え、イギリスのエースで200mFTT世界記録保持者のエマ・フィヌカン、現世界チャンピオンのヘティ・ファンデルワウ、パリ五輪金メダルのエレセ・アンドルーズなど世界の強豪たち。

今大会のレベルの高さが窺える顔ぶれとなった。

予選結果はトップにイギリスのエマ・フィヌカンで10秒259。
佐藤が10秒383で2位。

そして酒井は11秒003で26位という結果。

日本の2人は28枠ある予選通過圏内に入り、佐藤はシードを得て2回戦へ。酒井は1回戦進出を決めた。

予選上位TOP3

予選順位 選手名 所属 予選タイム
1位 エマ・フィヌカン FINUCANE Emma イギリス 10秒259
2位 佐藤水菜 日本 10秒383
3位 ヘティ・ファンデルワウ VAN DE WOUW Hetty オランダ 10秒491

予選リザルトPDF

酒井 五輪王者との1回戦

1回戦、酒井の相手は予選7位、パリ五輪金のエレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)。

酒井は後方から攻める形となる。残り1周を切って酒井がフル加速していき、一度は第3コーナーで並びかけるも、そこからさらに加速したアンドルーズが酒井を引き離して先着。

酒井は強敵相手に勝ち上がることができず、最終成績を26位として、この種目を終えた。

1回戦シードの佐藤は、2回戦で予選15位のヘイリー・ヨスロフ(アメリカ)とのレースを制して準々決勝へ。

1回戦リザルトPDF
2回戦リザルトPDF

【準々決勝】オリンピック金メダリスト撃破

準々決勝での佐藤の相手は、酒井を下して勝ち上がってきたパリ五輪金メダルのエレセ・アンドルーズ。ここからは2本先取で次のラウンドへの勝ち上がりとなる。

1本目を先行して押し切って得た佐藤。2本目では残り1周半で佐藤が後方から傾斜を使って加速していくと、最終周回に入ってすぐに佐藤がアンドルーズをかわしていく。このスピードに追随することができなかったアンドルーズが途中で諦めて、勝負あり。

佐藤がオリンピックチャンピオン相手にストレートで勝利し、準決勝へと駒を進めた。

準々決勝リザルトPDF

【準決勝】現世界チャンピオンとの戦い

準決勝では現世界チャンピオンのヘティ・ファンデルワウ(オランダ)が佐藤の相手に。

特筆すべきは1本目。佐藤が前、ファンデルワウが後方でレースがスタートする。

残り2周を切って両者がスピードを上げていくと、先に仕掛けたのは後方のファンデルワウ。

残り1周半、後方でバンクの斜面を駆け上がっていくファンデルワウが傾斜を利用してフル加速していく。

佐藤はこの動きにバンクの中部から駆け降りて対応。加速してきたファンデルワウと第4コーナーでぴったりと横に並び、前へ出ることを許さない。


そのまま最終周回へ突入し、外から捲ろうとするファンデルワウとの我慢比べとなったが、内側で粘った佐藤が先着。相手の攻撃を封じ込める見事なレースを見せて1本目を制した。

2本目は佐藤が後方から攻める展開。最終コーナーでファンデルワウを捕らえた佐藤が自転車1台分抜け出して先着。

現世界王者にストレートで勝利し、佐藤が金メダルを懸けたファイナルへと勝ち進んだ。

【決勝】世界記録保持者との頂上決戦

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