『2026ワールドカップ第1戦』オーストラリア・パース大会。
最終日の3月8日に実施された男子スプリントには、日本から三神遼矢が出場。前日にケイリンで落車した市田龍生都は、落車の際に頭部を打っていたため欠場となった。
ワールドカップ初戦、男子スプリントのレース模様をレポートしていく。
スプリントのルールは動画をご覧ください▼
【予選】
予選は助走を付けた200mのタイムトライアル。20人が出走した。
現世界記録を保持し、今大会が始まる直前に公式発表された日本での競輪に6月から挑戦するマシュー・リチャードソン(イギリス)、世界選手権表彰台常連のミカイル・ヤコフレフ(イスラエル)、アジアの英雄アジズルハスニ・アワン(マレーシア)など、強豪がそろった。
三神は9秒777を記録し、全体の7位で予選を通過。1回戦を飛び越して、2回戦からの対戦へと駒を進める
予選上位TOP4
| 予選順位 | 選手名 | 所属 | 予選タイム | |
| 1位 | マシュー・リチャードソン | RICHARDSON Matthew | イギリス | 9.325 |
| 2位 | ミカイル・ヤコフレフ | YAKOVLEV Mikhail | イスラエル | 9.515 |
| 3位 | レイ・ホフマン | HOFFMAN Leigh | オーストラリア | 9.564 |
| 4位 | アジズルハスニ・アワン | AWANG Mohd Azizulhasni | マレーシア | 9.702 |
| 7位 | 三神遼矢 | 日本 | 9.777 |
【2回戦】
予選上位の三神は2回戦へ進出。対戦相手はドミニク・トピンカ(チェコ:予選10位:9秒822)。
レースは三神が先行する形で進むが、内側を開けた瞬間にトピンカがインを突いて前へ。
最終周回でトピンカを追い抜き返した三神が先着し、準々決勝へと駒を進めた。
【準々決勝】vsミカイル・ヤコフレフ
2本先取制の準々決勝。相手は『2025ヨーロッパ選手権』スプリント銀メダリスト、199㎝という長身のミカイル・ヤコフレフ(イスラエル)。
1本目は三神が前でスタート。両者位置を変えることなく、三神が最終周回前の第4コーナーから加速し仕掛けていく。
全開で踏み込んでいく三神だったが、外からヤコフレフが第3コーナーで並びかけ、ホームストレートで前に出たヤコフレフが先着。
2本目は三神が後ろでレースがスタートする。
1周を通過したところで三神が仕掛けて前へと加速するが、この攻撃はピッタリと合わされて防がれてしまう。
前に出れない三神、体制を整えて再度アタックしていきたいところだったが、今度はヤコフレフが加速していき、三神はヤコフレフを追っていくが、届かずに2着。
準々決勝を勝ち上がることはできなかった。
【決勝】世界最速リチャードソン その実力を発揮
決勝は元オーストラリア*のエース、マシュー・リチャードソン(イギリス)と現エースのレイ・ホフマンのカード。
※2024年に競技国籍を変更してオーストラリアからイギリスへ移籍
1本目はリチャードソンが逃げ切っての2本目。
今度はホフマンが先行する形で最終周回に入るが、後ろから快速のリチャードソンが猛追。
3コーナーでホフマンをかわしていき、最終ストレートでは完全に前に出て先着。
現世界記録保持者のスピードを見せつけ、元チームメート同士の対決を制してワールドカップ初戦のスプリント覇者に輝いた。
3位決定戦はヤコフレフvsアワン。
この対決はスプリントの迫力、スピードもさることながら、アワンの忍者のような技術が冴えわたった。
観客を魅了しながらも力強い走りでアワンがヤコフレフを倒し、男子ケイリンの金に続き、男子スプリントでも銅メダルを獲得した。
男子スプリント リザルト
| 順位 | 選手名 | 所属 | |
| 1位 | マシュー・リチャードソン | RICHARDSON Matthew | イギリス |
| 2位 | レイ・ホフマン | HOFFMAN Leigh | オーストラリア |
| 3位 | アジズルハスニ・アワン | AWANG Mohd Azizulhasni | マレーシア |










