10月4日から11日にかけて、フランス・ルーベで開催された『2025世界選手権トラック』のマスターズクラス大会。日本から現役&元競輪選手でもある4選手が本大会に出場し、全員がメダルを獲得した。

『マスターズ世界選手権』とは

自転車競技の「マスターズ」とは、「エリート」や「ジュニア」などのように、年齢別に分けられる1つのカテゴリーに付けられた名称だ。UCIでは35歳以上のカテゴリーを「マスターズ」として定めている。さらに「登録は任意である(35歳以上でもエリートカテゴリーに居続けることができる)」ことと「さらに細かく年齢分けされる」という特徴がある。

2025年の世界選手権は、フランスのルーベにて、35歳から80歳以上までが集い、各種目の「世界一」が競われた。

大会公式ページ

続いて、日本から出場した4選手のリザルトをご紹介する。

稲毛健太

競輪選手としてのプロフィール

和歌山97期・S級1班・36歳
直近の出場予定レース:10月14日〜16日 宇都宮 F1

本大会のリザルト

クラス 種目 順位
35-39 スプリント 2位 公式リザルト
35-39 1kmTT 優勝 公式リザルト

1kmTTについては、1分02秒687の世界記録で優勝した。

稲毛健太が世界新記録でマスターズ1kmTT世界チャンピオンに!/UCI 2025マスターズ世界選手権トラック(フランス・ルーベ)

小嶋敬二

競輪選手としてのプロフィール

石川74期・S級2班・55歳
直近の出場予定レース:10月16日〜19日 豊橋G3

本大会のリザルト

クラス 種目 順位
55-59 スプリント 失格 公式リザルト
55-59 500mTT 2位 公式リザルト

山田義彦

競輪選手としてのプロフィール

埼玉92期・A級1班・39歳
直近の出場予定レース:10月30日〜11月1日 小田原F2

本大会のリザルト

クラス 種目 順位
35-39 スプリント 3位 公式リザルト

案浦攻

元競輪選手としてのプロフィール

福岡65期・58歳
2007年に競輪選手を引退し、現在はアメリカ在住

本大会のリザルト

クラス 種目 順位
55-59 スプリント 4位 公式リザルト
55-59 500mTT 3位 公式リザルト

大会公式ページ

【後編】「元競輪選手」3人がアメリカで再会!共に挑んだ『UCIパラサイクリングワールドカップ』/田中祥隆、野口一成、案浦攻インタビュー

 

マスターズとは?80歳の現役世界チャンピオン、日本・世界を比較してみた

次は「エリート」世界選手権

マスターズのトラック世界選手権が終わり、10月22日からはエリートカテゴリーの世界選手権が控えている。こちらもあわせてご注目いただきたい。

【派遣選手発表】今年も狙う、世界一の座『2025世界選手権トラック』/10月22日〜26日(チリ)