佐藤水菜が圧倒的な力で金メダル

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優勝:佐藤水菜

Q:予選では大会新を更新する10秒449をマークしました。ご自身の感覚はどうだったのでしょうか?

前日のエリミネーションの疲れもあり、タイムへの期待値というのは低い状態での予選でした。その中でも10秒3台には乗せたかったですが……課題が残るような結果ではありました。

Q:もっと伸ばせる余地のある走りだった?

映像で見ても自分の感覚とズレがあったことは確かですが、今日のコンディションでは、これが限界だったかなと思います。

Q:決勝は仲澤選手との対戦となりました。

(仲澤は)まだまだこれからの選手。自分と対戦することで、何か得るものを持って帰ってもらえたらいいなとは思っていました。一方で、自分としては優勝しなくてはいけない。背中で語るようなレースができたら、と心がけていました。

Q:特に2本目は、前でコントロールするようなレース運びが光りました。

いろんな人のアドバイスを受けながらスプリントという競技をやってきた中で、相手を見て自分のレースを作っていくということは、できるようになってきたのかなと思います。

Q:今後、求めるのはどのような部分になりますでしょうか?

機材をはじめ、新しい準備がどんどん進んでいくなか、ユアン・リイン選手(中国)が持つ9秒976という世界記録にどれだけ近づけるかだと思っています。世界の舞台を考えた時、対戦ラウンドでの勝ち上がりを踏まえると、予選でトップ4に入るということが最低条件。その目標を第一に考えて、準備していきたいです。

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