7月31日から鳥取県にて開幕した『令和7年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)』の自転車競技大会。
大会3日目、トラック最終日に実施された種目の結果を、写真を中心に一挙お伝えする。

記事内では紹介しきれない写真も多数あるので、ぜひ写真ギャラリーをご覧いただきたい。

女子ポイントレース

最終盤まで、5人が1ポイント差にひしめく大混戦となったレース。

最後のポイント周回で仕掛けて行ったのは西原夕華(北桑田/京都)。最後は筒井楓(笛吹/山梨)に交わされるも、6ポイントを得て優勝を手にした。

2位は松井妃那(三木/香川)、3位は筒井楓。

順位 選手名 所属 ポイント
1位 西原夕華 北桑田(京都) 17
2位 松井妃那 三木(香川) 14
3位 筒井楓 笛吹(山梨) 13

優勝:西原夕華(北桑田/京都)

インターハイの舞台で勝つことができてとても嬉しいですが、目標としていた逃げの展開を作れなかったことは、自分の力不足を感じます。周りを見すぎて消極的になってしまったので、今後の課題として取り組んでいきたいです。
この後は世界選手権にも出場するので、優勝できるように頑張ります。

男子ポイントレース

レースはほぼ一団で進み、ポイント周回ごとにペースアップしていく展開のなか、10回目(全13回)のポイント周回で1着(5ポイント)を得た井上悠喜(松山学院/愛媛)が暫定トップに。そのまま、月見里櫂(佼成学園/東京)とともに逃げを展開する。

最終盤、中谷友紀(奈良北/奈良)が逃げる2人を単独で猛追するも、最後のポイント周回も井上が取り切り優勝を飾った。2位は中谷友紀、3位は月見里櫂。

順位 選手名 所属 ポイント
1位 井上悠喜 松山学院(愛媛) 30
2位 中谷友紀 奈良北(奈良) 19
3位 月見里櫂 佼成学園(東京) 12

優勝:井上悠喜(松山学院/愛媛)

中盤から後半に強いという自分の良さを活かすレースできたら、と思っていましたが、こんなにうまく行くとは思いませんでした。自分がいちばん驚いています(笑)。最後は、とにかく無我夢中で踏み続けました。
最終日のロードレースでの優勝がいちばんの目標なので、良い結果で終われたらと思います。

男子1kmタイムトライアル

炎天下の中での、過酷な種目。

ホームとバックに分かれ2人ずつが挑んでいくなか、小岩虎ノ介(別府翔青/大分)が1分5秒846で暫定トップに立ち最終組へ。

最終組として登場したのは、山本武蔵(南大隈/鹿児島)と岩﨑太誠(九州学院/熊本)。ともに序盤から飛ばし力を振り絞るような走りを見せ、山本が1分5秒384というタイムで優勝。

岩﨑が1分5秒764で2位に入り、九州勢による表彰台独占という結果となった。

順位 選手名 所属 タイム
1位 山本武蔵 南大隈(鹿児島) 1分5秒384
2位 岩﨑太誠 九州学院(熊本) 1分5秒764
3位 小岩虎ノ介 別府翔青(大分) 1分5秒846

優勝:山本武蔵(南大隈/鹿児島)

良いコンディションでレースを迎えることができ、自分の力を信じて最後まで走ることができました。九州勢で切磋琢磨してここまでやってきたことが、この結果につながったと思います。

全日本選手権にも出場する予定なので、優勝を狙っていきます。そして、将来的には競輪選手を目指して頑張ります。

男子個人パシュート、4km速度競走、男子スクラッチ

1/4 Page