5月29日~6月1日に実施された『ジャパントラックカップ』に引き続き、『JICF Internaitonal Track Cup(JICF国際トラックカップ)』が千葉駅近郊のTIPSTARドームで6月7日、8日と開催された。7日に実施された女子ケイリンには『ジャパントラックカップ』にも出場した韓国、チャイニーズ・タイペイを中心とした海外勢、ナショナルチームからは酒井亜樹、小原乃亜など計11人が出走した。
今大会は1回戦→順位決定戦/優勝決定戦と2回のレースで順位が決まる。
女子ケイリン 決勝
決勝に残ったのは以下の6人。
選手名 | チーム |
小原乃亜 | 日本 |
チョ・ソンヨン | 韓国 |
キム・ハウン | 韓国 |
チェン・チンユン | 台北 |
リヤウ・シャンイン | NSTC |
ファン・ヒョンソ | 韓国 |
レースは小原が2番手で進み、ペーサーが退避しての残り3周。
全体が様子を見るような形で残り2周に入っていくと、後続が動き出して小原が囲まれるような形になってしまう。
しかし残り1周を前に囲いから抜け出し、再び2番手となった小原が最後は先頭の選手を追い込む形でかわしていき、1着でフィニッシュ。
1回戦、そして決勝と力強い走りを見せてケイリンを制した。
7-12位決定戦 酒井はバンク上で“迷子”に?
1回戦で4位となった酒井は、7-12位決定戦へ。酒井が“超先行”を見せる展開。
レース後に話を聞くと、「“ジャン(最終周を告る鐘)が鳴らないなぁ”と思いながら先行しましたが、自分が1周周回誤認してました。どっちがホームでどっちがバックか途中でわからなくなってしまって、バンクの上で迷子になっちゃいました(笑)」とまさかの告白。
それでも、後続を大きく引き離す圧倒的な力を見せて1着。最終成績を7位とした。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | 小原乃亜 | 日本 | |
2位 | チョ・ソンヨン | CHO Sunyoung | 韓国 |
3位 | キム・ハウン | KIM Haeun | 韓国 |
女子スプリント
8日に実施されたのは女子スプリント。
予選の200mフライングタイムトライアルで小原が1位、酒井が2位と2人とも同タイムで予選を突破する。(どちらも11秒06を記録)。
準決勝では小原がチョ・ソンヨンと3本目までもつれ込んだが、決勝進出を決めたのはチョ・ソンヨン。酒井は別組でストレートで勝ち上がり、決勝へと駒を進めた。
決勝では小原を下して勝ち上がってきたチョ・ソンヨンとの戦いとなったが、このレースを2本先取して酒井が優勝。
2位にチョ・ソンヨン。3位決定戦に回った小原はレースを2本先取し、表彰台の最後のスポットを獲得。最終成績を3位として大会を終えた。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | 酒井亜樹 | チーム楽天Kドリームス | |
2位 | チョ・ソンヨン | CHO Sunyoung | 韓国 |
3位 | 小原乃亜 | 日本 |