2025年5月29日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2025ジャパントラックカップ Ⅰ / II』。
大会最終日に行われた、女子ケイリンの模様をお伝えする。
女子ケイリン
1回戦(2位まで勝ち上がり)→敗者復活戦(2位まで復活)→準決勝(3位まで勝ち上がり)→決勝の勝ち上がりで実施。
佐藤水菜、小原乃亜、酒井亜樹、仲澤春香というナショナルチームメンバーに加え、ここまで3日間欠場していたパリオリンピック2冠女王エルレス・アンドリュース(ニュージーランド)ほか、強力な海外勢も多数出場。
注目を集めたアンドリュースは、1回戦は力強く外から伸びて1着、続く準決勝でも先行して押し切る、強いレースで決勝へと駒を進める。
ホームで姿を現した世界チャンピオン・佐藤水菜もしっかりと連勝で決勝進出を決めた。
決勝
決勝は、以下の6人。
ヤナ・ブルラコヴァ | AIN(個人中立選手) |
佐藤水菜 | 日本 |
仲澤春香 | 日本 |
アリナ・リシェンコ | AIN(個人中立選手) |
エルレス・アンドリュース | ニュージーランド |
オリビア・キング | ニュージーランド |
今大会で何度もメダル争いを繰り広げてきた日本とAIN(個人中立選手)の4人に、ニュージーランド勢2人が加わっての決勝。
レースはリシェンコ、佐藤、キング、アンドリュース、ブルラコヴァ、仲澤で進む。
ペーサーが退避する前、残り3周半で4番手から動き出したのはアンドリュース。
アンドリュースに続く形でブルラコヴァが先頭に出て残り3周。
残り2周に入る直前、佐藤が一気にペースアップ。長い距離を駆ける真っ向勝負を選択した佐藤が先頭で残り2周。
佐藤に続く形でキングが2番手、仲澤も3番手まで上がってくる。
最終周に入ったところで、遂にパリ五輪金メダリストのアンドリュースが外から仕掛けていく。
位置を上げて行くアンドリュースは残り半周、先頭の佐藤の背後、2番手に外までアンドリュースが押し上げていく。
ストレートでは迎えたクライマックスの最終ストレート。
最後までスピードを落とさず粘った佐藤水菜が見事に押し切って優勝。
パリ2冠の実力を見せたアンドリュースが銀メダル。銅メダルはリシェンコとなった。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | 佐藤水菜 | 日本 | |
2位 | エルレス・アンドリュース | ANDREWS Ellesse | ニュージーランド |
3位 | アリナ・リシェンコ | LYSENKO Alina | AIN(個人中立選手) |
6位 | 仲澤春香 | 日本 / チーム楽天Kドリームス |