2025年5月29日より静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2025ジャパントラックカップ I&II』。
大会も3日目に入り、5月31日からは『ジャパントラックカップ II』がスタート。
梶原悠未、水谷彩奈、岡本美咲というナショナルチームメンバーに加え、強力なニュージーランドからは、サマンサ・ドネリーとエミリー・シャーマン、リー・ジーウィン(香港)ら、国際色豊かなメンバーで繰り広げられた、女子中長距離種目(スクラッチ・エリミネーション・ポイントレース)の模様をお伝えする。
女子スクラッチ
40周10kmを走り、その順位を競うというシンプルなルールで行われるスクラッチ。
レースは、各選手が交代で先頭を交代しながらひと塊で終盤まで進む。
動きがあったのは、残り10周。ここから最終周回に向けての位置取りが始まる、そんな雰囲気を見せた集団のペースが少し緩んだところ。リャン・ウィンイー(香港)がアタックして飛び出し、残り6周ではメイン集団から約半周のリードを取る。
離れたメイン集団は互いに牽制をする形となり、追いかける様子を見せず、リャン・ウィンイーが大きくリードを保って逃げ切り優勝。金メダル獲得となった。
後続の集団内でのスプリント勝負を制したのは梶原悠未。続いてソフィー・エドワーズ(オーストラリア)が3着となり銅メダル獲得となった。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | リャン・ウィンイー | LEUNG Wing Yee | 香港 |
2位 | 梶原悠未 | 日本/TEAM Yumi | |
3位 | ソフィー・エドワーズ | EDWARDS Sophie | オーストラリア |
優勝:リャン・ウィンイー
何度もアジアチャンピオンになっている梶原選手をはじめ、強い選手たちと一緒に走ることができて光栄でした。前日のオムニアムでは落車してしまったので、今日はとにかく楽しいレースにしたい、と考えていました。優勝することができて、本当に嬉しいです。
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