男子オムニアム

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男子マディソン

オムニアムに続き実施された男子マディソン。
2人1組のチームで、今大会は30km・120周にて実施される。
ルールはポイントレースと同様。10周ごとのスプリント周回で

1着:5ポイント
2着:3ポイント
3着:2ポイント
4着:1ポイント

が与えられ、最終的な合計ポイントが多いチームが勝利となる。1周追い抜き(ラップ)をすれば+20ポイントも可能。

日本ナショナルチーム勢は窪木一茂・山本哲央(日本A)、橋本英也・河野翔輝(日本B)、兒島直樹・松田祥位(日本競輪選手養成所/以下、JIK)らがチームを組んだほか、リアム・ウォルシュとコーナー・リーヒーによるオーストラリアAなど17チームがエントリー。

ポイントを積み上げる窪木・山本

レースは序盤から窪木・山本の日本Aチームがポイントを連続で獲得。兒島・松田のJIKコンビやオーストラリアAもポイントを得ていくが、日本Aチームがポイント差をどんどんと広げていく。

アクシデント

10回目のポイント周回を終え、残り20周を切ったところで日本A(35ポイント)、オーストラリアA(21ポイント)、JIK(18ポイント)の順。

しかし日本Aチームが逃げ切り濃厚かと思われた残り15周で、落車というまさかのアクシデント。
レースには復帰できたものの、その間にオーストラリアにポイント差を詰められてしまう。

残り10周を切って、最後のポイント周回を残して日本AとオーストラリアAの差は9ポイント。

得点が倍になる最終ポイント周回はダブルポイントが獲得できるため、オーストラリアAが1位だと大逆転で優勝、というシチュエーションとなった。

しかし、その逆転を阻止したのはJIKチーム。

最終周回でのスプリント勝負でわずかにオーストラリアAに先着。オーストラリアが日本Aを逆転することは無く、日本Aが優勝。オーストラリアAが銀、JIKが銅メダルとなった。

順位 選手名 所属 ポイント
1位 窪木一茂
山本哲央
日本ナショナルチームA 35
2位 コーナー・リーヒー
リアム・ウォルシュ
LEAHY Conor
WALSH Liam
オーストラリアA 32
3位 兒島直樹
松田祥位
日本競輪選手養成所(JIK) 29

リザルト

優勝:山本哲央・窪木一茂

山本哲央:
強いメンバーが揃っていたなか、周りの状況を探りながらではありましたが、前半から攻めのレースができたと思います。
まだまだ課題はたくさんあるので、しっかりと修正を重ねて、世界に通用する走りをしたいです。

窪木一茂:
山本選手の話のとおり、序盤に攻撃したことで、後半余裕を持って走ることができたのが良かったと思います。
一方で、交代のミスなどもありました。明日に向けてしっかりと修正していき、たしかな手応えを残して、10月の世界選手権でもこのコンビで走れるように繋げていきたいです。

3位:兒島直樹・松田祥位

兒島直樹:

後半に抜け出そうと思っていたのですが、レースのスピードが速く、想定通りにはいきませんでした。一方で、長距離の練習ができていない中でしたが、しっかりと走り切ることができたのは良かったです。

松田祥位:

まだ養成所に入ったばかりではありますが、軽いギアで回す練習をしているので、少しだけスプリントには自信がついてきました。(最後は)自分たちが最終ポイント周回を取っても最終着順は3位のまま、ということはわかってはいましたが、精一杯もがこうと頑張りました。

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