5月29日〜6月1日に伊豆ベロドロームで開催される『2025ジャパントラックカップ I / II』。
5月22日に、エントリーリストが公開された。
観戦のお供に!注目選手をピックアップ
ナショナルチームとしては、日本はもちろんオーストラリア、チャイニーズタイペイ、韓国、インドネシア、ニュージーランド、シンガポールがエントリー。そのほか、海外のチームや大学でのエントリーもあるため、約10か国ほどの選手が出場する。
この記事では、エントリーリストをもとに注目選手をピックアップして紹介。やや長めの記事となってしまったが、つまりはそれだけ強豪選手がそろっているということ。
観戦の予習用に、そして当日のお供として、ご覧いただきたい。
“虹色ジャージ”で凱旋 世界一の3選手
なんと言ってもまず注目は、2024年の『世界選手権トラック』で世界一に輝いた日本人3選手。男女ケイリンを制した山﨑賢人、佐藤水菜、そして男子スクラッチで優勝した窪木一茂。
世界一の証である“アルカンシェルジャージ”(虹色のジャージ)を着て日本でレースを走るのはこの大会が初となる。
山﨑賢人
『2024世界選手権トラック』男子ケイリン 金メダル

佐藤水菜
『2024世界選手権トラック』女子ケイリン 金メダル / 女子スプリント 銅メダル

窪木一茂
『2024世界選手権トラック』男子スクラッチ 金メダル

日本ナショナルチームメンバーがほぼ勢揃い
ほかにも、多数の日本ナショナルチームメンバーがエントリーしている。
上記の3人を含む、2025年現在のナショナルチームメンバー所属の出場選手は以下の通り。
各選手の名前をクリックいただくと、過去の大会記事などをご覧いただけるのでぜひチェックいただきたい。
短距離男子
選手名 | 今大会のエントリーチーム |
山﨑賢人 | 日本ナショナルチーム |
中野慎詞 | 日本ナショナルチーム |
太田海也 | チーム楽天Kドリームス |
高橋奏多 | 日本ナショナルチーム |
三神遼矢 | 日本ナショナルチーム |
市田龍生都 | 日本ナショナルチーム |
中石湊 | チーム楽天Kドリームス |
短距離女子
選手名 | 今大会のエントリーチーム |
佐藤水菜 | 日本ナショナルチーム |
小原乃亜 | 日本ナショナルチーム |
酒井亜樹 | チーム楽天Kドリームス |
仲澤春香 | チーム楽天Kドリームス |
中長距離男子
選手名 | 今大会のエントリーチーム |
窪木一茂 | 日本ナショナルチーム |
橋本英也 | キナンレーシングチーム |
兒島直樹 | 日本競輪選手養成所(JIK) |
松田祥位 | 日本競輪選手養成所(JIK) |
河野翔輝 | チームブリヂストンサイクリング |
山本哲央 | チームブリヂストンサイクリング |
伊澤将也 | 日本ナショナルチーム |
梅澤幹太 | チームブリヂストンサイクリング |
三浦一真 | チームブリヂストンサイクリング |
木綿崚介 | チームブリヂストンサイクリング |
伊澤将也 | チームブリヂストンサイクリング |
中長距離女子
選手名 | 今大会のエントリーチーム |
梶原悠未 | TEAM Yumi |
水谷彩奈 | チーム楽天Kドリームス |
岡本美咲 | チーム楽天Kドリームス |
前述のとおり、2024年の世界選手権では“3人の世界一”が誕生したほか、全6種目で日本勢がメダルを獲得。
今年に入ってもアジア選手権で太田海也(スプリント)、中野慎詞(ケイリン)、橋本英也(エリミネーション)らがチャンピオンに輝いたほか、ネーションズカップでも複数のメダルがもたらされており、日本勢だけでも世界最高峰の陣容といえる。
養成所のジャージでマディソン?
なお、兒島直樹と松田祥位は「日本競輪選手養成所(JIK)」からのエントリーとなり、個人種目への出場のほかマディソンではコンビを組む予定。

競輪選手の養成機関であるJIKのジャージを着た選手が中長距離チーム種目に出る(しかもメダルの有力候補)という、ユニークな光景を見ることができそうだ。
ナショナルチームの松田祥位と兒島直樹、重量挙げ・近内三孝が日本競輪選手養成所に合格/第129回(男子) 特別選抜試験合格発表