2025年4月19日に開幕した『香港インターナショナルトラックカップ I/II』。
中石湊が優勝した、最終日『香港インターナショナルトラックカップ II』男子ケイリンのレースレポートをお届けする。
男子ケイリン
今大会は1回戦⇒(敗者復活戦)⇒準決勝⇒決勝の勝ち上がりで行なわれる。
日本からは市田龍生都、中石湊、高橋奏多、三神遼矢の総勢が4人が出場。
1回戦では中石が1組、市田が2組、高橋と三神が3組で同組となった。
1回戦 日本勢は全員準決勝進出したが、決勝は中石のみ
2着までが準決勝へと勝ち進む1回戦。
中石、市田、三神と1着で日本勢が勝ち上がりを決める中、エリート戦デビューを飾った高橋は4着で敗者復活戦へ。しかし敗者復活戦では全員を置き去りにして大差の勝利。準決勝へと駒を進めた。
準決勝では中石が1着、しかし市田、三神、高橋が勝ち上がれずに7-12位決定戦回りとなった。
決勝
決勝進出をした6人は以下の通り。
名前 | 所属 |
中石湊 | 日本 |
デイヴィットベッカム・エレカトーチンゴ | インド |
ニキータ・カラチニク | 個人中立選手 |
アーティオム・ザイツァウ | 個人中立選手 |
ニキータ・キリルツェフ | 個人中立選手 |
キリル・クルディディ | カザフスタン |
激しい主導権争い
レースの並びはザイツァウ→カラチニク→クルディディ→キリルツェフ→中石→エレカトーチンゴの順。
ペーサー退避の前に4番手のキリルツェフが上がっていき先頭へ。
続いて3番手のカラチニクが動くが、今度はクルディディが上がってきて先頭へ。目まぐるしい先頭争いが行われる。
中石 力任せに全てをねじ伏せる
残り1周半、ようやく先頭争いが終わり、あっという間にレースはクライマックスへ。5番手に控えていた中石が動き出していくが、レースのスピード自体が上がっているため苦しい展開となる。
それでも1人、1人と前の選手を追い抜いていく中石。
バンクの外側を走りながらも最終コーナーでは前にいた全員を追い抜き単独でフィニッシュラインへと向かう。
全員を突き放す力強いレースを見せた中石が先着し、優勝。
2位にエレカトーチンゴ、3位はカラチニク。中石が2日前に行われた『香港インターナショナルトラックカップ I』の金メダルに続き、2連勝となる金メダルを獲得した。
7-12位決定戦 市田が爆走
市田、三神、高橋の3人が出走した7-12位決定戦。
このレースでは残り2周で3番手にいた市田が仕掛けると後続を置き去りにして大差の勝利。
市田によってスピードが上がった隊列では、三神と高橋が前に出れずに三神が5着、高橋が6着となった。市田は最終成績を7位、三神が11位、高橋は12位でレースを終えた。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | 中石湊 | 日本 | |
2位 | デイヴィットベッカム・エレカトーチンゴ | ELKATOHCHOONGO David bechkem | インド |
3位 | ニキータ・キリルツェフ | Nikita Kiriltsev | 個人中立選手 |
7位 | 市田龍生都 | 日本 | |
11位 | 三神遼矢 | 日本 | |
12位 | 高橋奏多 | 日本 |