2025年4月19日に開幕した『香港インターナショナルトラックカップ I/II』。
大会初日に行われた男子ケイリンは、中石湊が圧巻のスピードを見せて優勝。決勝には三神遼矢も勝ち進んだが、表彰台を逃す形となった。レースのレポートをお届けする。

男子ケイリン

今大会は1回戦⇒(敗者復活戦)⇒準決勝⇒決勝の勝ち上がりで、全レースを1日で行なう。
なお、「I」「II」の2大会を連続して開催するため、男子ケイリンは4月21日(月)にも実施される。

日本からは市田龍生都、中石湊、髙橋奏多、三神遼矢の総勢が4人が出場した。

1回戦 エリートデビューで苦戦した髙橋

男子ケイリン1回戦は2着までが準決勝へ。3着以降は敗者復活戦回りとなる。

第1組には市田龍生都。4番となる残り2周。タイミングを見てラスト一周で全員を捲って1着。

第2組の三神遼矢は残り3周で2番手。
残り2週で先頭に出ると、そのまま相手を寄せ付けずに1着。

第4組には中石湊とエリートデビュー戦の髙橋奏多。
残り3周で中石が先頭、2番手は髙橋。残り2周で一人を先頭に出すと、中石が最後は巻き返して1着。

髙橋は後ろに位置を下げてしまい、前に出ることが出来ずに5着で敗者復活戦へと回る結果となった。

髙橋は敗者復活戦で先行し、2着で勝ち上がりを決め、出場した日本人選手全員が準決勝進出を果たした。

準決勝 先行の髙橋 冷静だった中石

第1組には中石と髙橋が出走。

ペーサー退避の残り3周。5番手から中石が仕掛けていく。

髙橋は最後尾となり残り2周。髙橋が勢いをつけて加速していくところで接触があり、カザフスタンの選手が落車。

髙橋はそのまま加速して残り1周。

先頭との並走となったが、前に出きれずに外側に膨れてしまい、そのスペースを突いたのは中石。

一気に前に出た中石が逃げ切って先着。中石の後ろにいたニキータ・カラチニク(AIN)が2着。3着にト・チュヘイ(香港)、髙橋は7-12位決定戦回りの5着となった。

準決勝 三神が積極的な攻め 市田は届かず

市田と三神の第2組。三神が4番手、市田が最後尾でレースは周回を重ねていく。

残り2周を前に市田が動き出そうとすると、先に三神が4番手から3番へと動き出していく。

徐々に位置を上げていった三神は残り1周で2番手へ。

外側を走らされる形となった三神だが、最後まで粘りを見せて3着でフィニッシュ。
市田は後方から最後にスピードを上げたものの、勝ち上がりに届かず4着となった。

結果、中石と三神が決勝進出、市田と髙橋は7-12位決定戦回りへ。

決勝 中石の力 三神はアクシデント

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