2025年3月14日よりトルコ・コンヤにて開幕した『2025ネーションズカップ』。
大会2日目に行われた女子マディソンには池田瑞紀と垣田真穂ペアが出場。レース後半に積極的な走りを見せて6位となった。
女子マディソン
120周・30kmで争われるこのレース。
日本チームは、前日のエリミネーションで銅メダルを獲得した池田瑞紀、アジア選手権で3冠を達成した垣田真穂という、ジュニア時代に世界選手権で銀メダルを獲得したコンビでエントリー。
そのほか、世界チャンピオンのアマリー・ディデリクセンがエレン・クリングとタッグを組んだデンマークほか全12チームが出場。
レースの序盤、日本チームは交代のミスなどもあり、集団の後ろで走る厳しい形となる。
20周を過ぎた辺りから前方でレースに絡んでいく日本チーム。最初のポイントを獲得したのは垣田で、残り90周のポイント周回で3着2ポイントを得る。
しかしその後はポイント周回時に前に出れない時間が続く。前半はデンマーク、スイス、ニュージーランドなど強豪が集団の先頭でレースを支配していった。
日本チームにとって待望の2回目のポイント獲得は、レースの折り返しとなる残り60周。4着1ポイントを得る。
ここからレースは大きく動き出す。
直後にニュージーランドがアタックをすると、集団から抜け出して逃げていく。
日本チームは集団の先頭でレースを展開するようになっていき、残り50周のポイント周回で3着、残り40周では、2着とポイントを重ねていく。
残り35周でニュージーランドがラップ(メイン集団を1周追い抜くこと)し、20ポイントを加算することに成功。この時点でニュージーランドが39ポイント、デンマーク18ポイント、スイス17ポイント、ドイツ11ポイント、そして日本は8ポイントで暫定5位。
残り34周。今度は暫定2位のデンマークと暫定4位のドイツがアタック。メダルを争う2チームが加速していく。
日本チームはこの動きに付いていくことが出来ずにメイン集団に残ってしまった。
残り20周を切ってラップを成功させたデンマークとドイツ。
メダル争いはデンマークがトップとなり48ポイント、ニュージーランド40ポイント、ドイツ37ポイント、スイス19ポイント、日本は変わらず8ポイント(5位)。
終盤は暫定トップのデンマークがニュージーランドをマークし、逆転を許さず逃げ切りの優勝を決めた。
2位争いはドイツとニュージーランド。最後に6ポイントを獲得し着順で順位を上げたドイツが2位、3位はニュージーランド。
日本チームは最終スプリントで3着4ポイント(最後はダブルポイント)を獲得。しかしポイント下位だったオーストラリアが最後に10ポイントを得たことにより順位を1つ落とし、最終成績を6位とした。
順位 | 選手名 | 所属 | ポイント | |
1位 | アマリー・ディデリクセン エレン・クリング |
Amalie Dideriksen Ellen Hjøllund Klinge |
デンマーク | 53 |
2位 | メッサン・ブラウティハム リア リン・トウデンベルグ |
BRAUTIGAM Messane Lea Lin Teutenberg |
ドイツ | 43 |
3位 | サマンサ・ドネリー エミリー・シャーマン |
Samantha Donnelly Emily Shearman |
ニュージーランド | 43 |
6位 | 垣田真穂 池田瑞紀 |
日本 | 12 |