佐藤水菜 インタビュー
Q:レースを終えて、率直な感想を聞かせてください。
アジア選手権では体が動かず良い結果を残すことができませんでしたが、今回は予選から自分の思うように走ることができました。
銅メダルという結果を残すことができて、ケイリンに対するマイナスな気持ちは少し払拭できたと思います。
Q:続けて1着を取った1回戦・準決勝で手応えは感じられた?
自分の思ったところで仕掛けること、先頭に立った後はとにかく他の選手を出さないことを意識していました。思った通りにレースを動かせましたし、調子の良さも感じられたので、自分を信じられる良い状態でした。
Q:迎えた決勝は、ハイスピードな展開となりました。
長い距離を踏めるマチルド・グロ選手のほか、若い選手もそろって強力なメンバーでした。
1回戦・準決勝と同じく自分の行けるところで、と考えていましたが、ハイスピードなレースになった結果、そのタイミングがなかったです。もっといろいろな展開を想像しておかないといけないな、と思います。
Q:勝負を分けたポイントを挙げるとしたら?
コーチからは、ペーサーが退避してからの半周、少しペースが落ちた時に仕掛けた方が良かった、とフィードバックをもらいました。
ただ、スピード自体はそこまで落ちていなかったので、仕掛けるには強い気持ちを持っていないといけないポイントでした。自分の弱気な部分が出てしまったと思います。
Q:最後の直線はどのような気持ちでしたか?
マチルド選手が1位でフィニッシュする、ということは見えていたので、なんとか2着まで、という気持ちで踏んでいました。高速バンクということもあり、そこまでは届かなかったですね。
Q:あらためて、大会を振り返ってみていかがでしょうか。
スプリントの予選では日本新記録を出せましたし、収穫はある大会でした。世界選手権に向けていろいろな挑戦をして、もう一段階強くなれるように頑張ります。