終盤に別次元の強さを発揮

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兒島直樹 インタビュー

男子オムニアム, MEN'S Omnium, 2025アジア選手権トラック, 2025 ASIAN TRACK CYCLING CHAMPIONSHIPS, Nilai, Malaysia

Q:最終種目のポイントレースは、終盤に強さを見せる展開でした。

アジアの舞台ということもあってほかの選手からのマークも厳しかったですが、自分が得意としているタフな展開に持ち込んで勝つことができたので良かったです。

Q:ポイントレースの序盤は、複数の選手がラップを決める展開となりましたが、冷静に見られていた?

まずはベルナルド・ファンアールト選手だけを見ていれば良いと考えていました。そのほかはラップされても許容範囲のポイント差だったので気にしていませんでしたが、ラップ合戦になってしまうと危険だなと思ったので、自分も仕掛けていきました。

Q:中盤以降は、兒島選手らしい走りでラップを重ねていきました。

周りの疲労の色も感じ取っての仕掛けでした。しっかりと、レースを見ることができていたと思います。

Q:最後は、楽しそうに走っている姿が印象的でした。

ラップされないように最後は自分で牽いて、勝利を確信した時点で危険を避ける走りに切り替えました。勝ちが見えると、やっぱり楽しいですね(笑)。

Q:あらためて、この種目での走りを振り返ってみていかがでしょうか?

ここ3年はポイントレースに出させてもらっていたなか、オムニアムは初めての出場でした。総合力が問われる種目ですが、うまくまとめることができたんじゃないかと思います。自信になりましたし、、次のネーションズカップが楽しみになりました。

Q:ネーションズカップの先には、世界選手権も控えています。

オフシーズンに故障が続いてしまってまだ調子を上げ切ることができていない段階ですが、世界選手権まではまだ時間があるので、万全の状態に仕上げていきたいと思います。

Q:日本人にもライバルがたくさんいますね。

そうですね(笑)。いい刺激をもらっています。

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