マレーシア・ニライにて2月21日に幕を開けた『アジア選手権トラック2025』。
5日目（2月25日）に女子マディソンが開催され、日本チーム（内野艶和／梶原悠未）が金メダルを獲得した。日本チームは2022年から4年連続となる優勝となった。
女子マディソン
2人1組のチームで、女子は30km・120周にて実施される。
ルールはポイントレースと同様。10周ごとのスプリント周回で
1着：5ポイント
2着：3ポイント
3着：2ポイント
4着：1ポイント
が与えられ、最終的な合計ポイントが多いチームが勝利となる。1周追い抜き（ラップ）をすれば+20ポイントも可能。
この種目にはアジア各国から6組12人が出場。日本チームは、内野艶和&梶原悠未ペアがエントリーした。2022年からこの種目のチャンピオンの座を守っている日本は、4連覇を狙ってレースに臨む。
着実に積み重ねていく日本
少ない組数での出走となった女子マディソン。日本チームは序盤から積極的にスプリント周回1着を得ていく。
3回目のスプリント周回こそポイント獲得の着を逃したものの（※実は1着だったのだが、ブルーバンド走行の違反を獲られて降着となった）、その後は日本チームが着実に1着5ポイントを重ねていく展開。
要所要所で力を見せる日本チームに付いてこられたのは香港チームのみとなり、レース中盤では集団が崩壊してしまう。
まさかの落車
「このままいけば日本チームが優勝」という流れになっていた、残り40周を切った終盤。内野から梶原に代わり、梶原が単独で逃げていくと、前方にいた韓国チームの選手に突っ込んでしまうアクシデントが発生。
レースは一時中断となったが、日本&韓国チームは共に復帰した。
レース復帰後、落車の影響を感じさせずに走る日本チーム。残ったスプリント周回を全て1着として、2位の香港に大差をつけて優勝を遂げた。
終わってみれば12回のスプリント周回の内、11回を1着でポイントを重ね、アジア最強コンビの座を手にする形となった。
| 順位 | 選手名 | 所属 | ポイント | |
| 1位 | 梶原悠未 内野艶和 |
日本 | 60 | |
| 2位 | リー・ジーウィン リャン・ウィンイー |
Lee Sze Wing 李思穎 LEUNG Wing Yee |
香港 | 34 |
| 3位 | ナフォサット・コジエバ アザル・リザエバ |
Nafosat Kozieva Asal Rizaeva |
ウズベキスタン | -21 |
