レースの“支配者”垣田真穂

2/2 Page

垣田真穂 インタビュー

Q:今大会2つ目の金メダルです。今のお気持ちを聞かせてください。

アジア選手権の、個人種目でのレース系は初めてだったので、レース前は少し不安がありましたが、しっかり優勝することができました。自分が望んだ展開に持っていくことができて良かったです。

Q:序盤、ちょっと停滞するような展開でしたが、中盤以降はどんどんポイントを積み上げて行きました。

前日に、ダニエル(・ギジガー 中長距離)コーチから「この舞台では、1回目のポイント周回で脚を見せつけてしまうとそこからずっとマークされてしまう」というアドバイスを受けていました。

なので1回目は様子を見て、他の選手がどれだけスプリント力があるのかを確認していました。100周という長い距離のなかで、しっかりと考えて走ることができたと思います。

Q:ご自身で評価すると、何点のレースでしたか?

点数……70点くらいですかね(笑)。
自分としては、最後に逃げた時にバテてしまったのが残念だったのですが、コーチをはじめいろいろな方が褒めてくれたので、良いレースができたのかなと思います。

Q:この勝利につながった要因は?

ジュニアの時は、ポイント周回を取ることしか考えられなかったですが、今はどのタイミングで逃げようか、という部分も考えながら走ることができています。そこが勝利につながったと思います。

Q:ゴールした直後に不安そうな表情を見せていましたが、あれは?

ゴールしたタイミングで自分の直後にほかの選手がいたんですが、その選手はその瞬間はゴールではなかった(周回遅れでまだレース中だった)ので、「どうしよう」と思いながら慌てて内側に降りたんです。その動きが「もしかしたら失格になるかな?」と、不安でいっぱいでした(笑)。

出場全選手がメダル獲得! 日本人選手結果一覧/アジア選手権トラック2025