マレーシア・ニライにて2月21日に幕を開けた『アジア選手権トラック2025』。
3日目・2月23日に行なわれた女子スクラッチでは、リー・ジーウィン(香港)が金メダルを獲得、日本からはエリートクラスのこの種目に初出場となった水谷彩奈が出走し、見事に銅メダルを獲得した。
女子スクラッチ
40周・10kmで競われ、最初にゴールラインに到達した選手が勝利となるスクラッチ種目。
出場者は全9人。日本からエントリーした水谷彩奈をはじめ、この大会すでに2つのメダルを獲得しているリー・ジーウィン(香港)らが出場した。水谷は昨年はスプリントとケイリンに出場。エリートクラスのスクラッチに、アジア選手権としては初出場となった。
レースがスタートするも、残り10周を切るまでは様子見といった様子でゆったりとしたペース。
残り8周でアザル・リザエバ(ウズベキスタン)がアタックすると、この動きに反応し、捕まえに動いたのは水谷。
アタックは集団に吸収され、残り5周で集団は再度ひと塊となる。
残り3周を切って集団のスピードが上がってくると、先頭付近の好位置をキープしたのはリー・ジーウィン。水谷は4~5番手となる。他の選手たちが壁となって、抜け出せないまま残り2周。
スピードが上がって集団が縦に伸びてくると、最終周回で水谷が外への活路を開き、スプリント勝負へ。
前の2人がすでに抜け出してしまい、リー・ジーウィンが1着、2着にヌール アイーシャ・モハメド ズベイル(マレーシア)、そして3着に入ったのが、最後に位置を上げた水谷となった。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | リー・ジーウィン | Lee Sze Wing 李思穎 | 香港 |
2位 | ヌール アイーシャ・モハメド ズベイル | Nur Aisyah Mohamad Zubir | マレーシア |
3位 | 水谷彩奈 | 日本 |
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