マレーシア・ニライを舞台に開催中の『アジア選手権トラック2025』。2日目となる2月22日、女子スプリント 予選-準々決勝が行なわれた。
予選のタイムトライアルでは佐藤水菜が今大会アジアトップタイムを出し、準決勝へ。仲澤春香は自己ベスト更新となる10秒台を記録するが、準々決勝を勝ち上がることはできなかった。
女子スプリント
日本からエントリーの佐藤水菜、仲澤春香のほか、13名がエントリー。
予選は助走ありの200mタイムトライアルで実施され、トップ3は準々決勝へシード権を得る。その他全員が1回戦の対戦ラウンドへ。
対戦ラウンドは1回戦のみ1本勝負、準々決勝以降は2本先取の対戦となる。
予選のトップは10秒424で佐藤水菜。仲澤春香は目標とする10秒台を記録し10秒928で5位で予選を終えた。
トップの佐藤、グオ・ユーファン(中国:10秒529)、ニューラル・モフダスリ(マレーシア:10秒685)は準々決勝へシードを得た。
準々決勝 相手を寄せ付けず佐藤がストレート勝ち
佐藤がキム・ヘウン(韓国:予選9位)から1本目を取って迎えた2本目。
佐藤が前で相手の出方を伺いながら走ると、キムがスピードを上げると同時に佐藤が踏み込んでいく。相手に横並びにさせない距離を保ちつつ佐藤が内側で走り切って先着。
準々決勝をストレートで勝ち上がり、翌日の準決勝進出を決めた。
最後は届かず、残すはケイリンとなった仲澤
仲澤の対戦相手は予選の持ちタイムが0.15秒ほど速いバオ・シャンジュー(中国:予選4位)となった。
1本目を捲られて落とした仲澤。後が無い2本目。後ろから攻める形となった仲澤だが、スピードを上げようとペダル踏み込んでいくと、前にいるバオが仲澤を前に出させずに仲澤に合わせてスピードを上げていく。
残り1周となってバオの背後にぴったりとついていくと、残り半周で仕掛けた仲澤。
最終コーナーから更に距離を詰めていったが、最後はハンドル投げの勝負。
しかし先着したのはバオ。仲澤は2本を相手に取られてしまったため、アジア選手権でのスプリントはこのレースで終了となり、残すは女子ケイリンのみとなった。