2月21日(金)より、マレーシア・ニライにて開幕した『アジア選手権トラック2025』。
初日に実施された男子チームパシュートは、予選から1回戦までを消化し、日本が圧倒的な強さを見せて決勝進出を決めた。
男子チームパシュート
男子チームパシュートには出場したのは7か国。日本は松田祥位、橋本英也、チームパシュートでの国際大会に初参加となる山本哲央、兒島直樹(隊列順)というメンバーでの出場となった。
予選 アジアで敵無し トップ通過
日本は、アジア勢としてはパリ2024オリンピック出場した唯一のチーム。最終チームとして走った予選のタイムトライアルでは危ない場面は無く、1km地点から全ての暫定トップタイムを塗り替えていく。フィニッシュタイムは3分57秒939となった。
2位のカザフスタンに4秒ほどの大差をつける結果で予選のトップ通過を果たした。
チーム | 選手名 | タイム | ||
1位 | 日本 | 兒島直樹 山本哲央 松田祥位 橋本英也 |
3.57.939 | |
2位 | カザフスタン | イリヤ・カラブトフ マクシム・ホロシャーヴィン ディミトリ・ノスコフ アリシャー・ズマカン |
Ilya Karabutov Мaxim Khoroshavin Dmitriy Noskov Alisher Zhumakan |
4.01.848 |
3位 | 韓国 | ホン・スンミン パク・セングン キム・ヒョンセオ ミン・キョンホ |
Hong Seungmin Park Sanghoon Kim Hyeonseok Min Kyeongho |
4:02.313 |
これぞ醍醐味の“追い抜き” 日本チームが決勝進出
1回戦はホームバックに分かれての対戦レース。日本は予選4位の香港との対戦となった。このレースに勝てば決勝進出となる大事な一戦。日本チームはメンバーを変えずに臨んだ。
対する香港との予選からの持ちタイムの差はおよそ6秒。日本チームはタイムを狙うのか、それとも種目の名前の通り”パシュート(追い抜く)”のか、レースの内容に期待が持たれた。
スタートカウントがゼロになり、松田が予選と同じくスピードを上げていく。
周回を重ねるごとに、香港チームとの距離を詰めていく。
折り返し地点となる2kmを過ぎると、眼前に香港チームを捕らえる。
2.5km地点の付近では香港チームの最後尾に追いつき、レースは日本の勝ちが決定。決勝進出を決めた。
決勝は22日のうちに実施予定。1回戦を3分58秒775のタイムで走った韓国との対戦となる。
金メダル獲得に期待したい。