2月21日(金)より、マレーシア・ニライにて開幕した『アジア選手権トラック2025』。
初日は女子チームパシュートの予選が実施された。日本が予選をトップで通過し、決勝進出を果たしたレースについてレポートする。

女子チームパシュート

女子チームパシュートには出場したのは4か国。日本は、パリオリンピックと同じ布陣となる、梶原悠未、垣田真穂、内野艶和、池田瑞紀というメンバー。

スタートリスト

第1走に池田、続いて内野、垣田、梶原がアンカーという、パリとは異なる並びで出走となった。

アジアでの実績トップの日本は最終組としてスタート。

暫定のトップタイムは4分29秒950で韓国。日本はこの記録の更新を狙う。レースは池田が勢いよく飛び出していくと、1㎞通過時のタイムをトップでタイムで更新。

その後も暫定記録を塗り替えていった日本チームのフィニッシュタイムは4分20秒856。2位の韓国におよそ9秒の差をつける圧倒的な走りで予選を突破し、22日に実施予定の決勝(vs韓国)へと駒を進めた。

予選リザルト

チーム 選手名 タイム
1位 日本 池田瑞紀
内野艶和
梶原悠未
垣田真穂
4.20.856
2位 韓国 シン・ジェウン
チャン・スジ
キム・ミンジョン
ソン・ミンジ
Shin Jieun
Jang Suji
KIM Minjeong
Song Minji
4.29.950
3位 香港 リー・ジーウィン
リャン・ボーイー
リャン・ウィンイー
ヤン・シャンユー
Lee Sze Wing
Leung Bo Yee
LEUNG Wing Yee
Yang Qianyu
4:32.530
3位 インド スウェスティ・シン
デヴィ・コイロム レジヤ
メナクシ・メナクシ
キールティ・ランガスワミー
Lee Sze Wing
DEVI Khoirom Rejiya
MEENAKSHI Meenakshi
Keerthi Rangaswamy C
4:44.732

予選リザルト(PDF)

ダニエル・ギジガー中長距離ヘッドコーチインタビュー

今日のレースは梶原を除く3人がタイで行われていたロードアジア選手権に出ていたこともあり、テスト的な形で池田を第1走で走らせました。梶原は力強い走りをアンカーとして見せてくれましたね。女子のチームパシュートはまだまだ試行錯誤を繰り返す必要があります。どんな形がベストなのか模索している状態です。

予選のタイムはバンクが暖かくなかったことも理由で伸びなかったものの、1位での通過は評価できます。次の決勝ではもっと良いタイムが出ると思いますよ。