男子中長距離:ビビックVSハンセンの2強対決へ
第1戦の総合トップはディラン・ビビック(カナダ)。
第2戦・第3戦ではビビックのリードに待ったをかける選手が現れる展開に。その選手とは、『2024世界選手権トラック』のエリミネーションで金、スクラッチで銀を得たトビアス・ハンセン(デンマーク)だ。
第2戦ではスクラッチとエリミネーションの両種目とも、熱戦の末にハンセンが1着、ビビックが2着の結果に。
第1戦の好成績によりビビックが引き続き総合トップを維持し、ハンセンは5位から2位へとランクアップ。
続く第3戦では、スプリントで両者とも7位(ハンセン)9位(ビビック)と振るわずポイント差もほぼ変わらず。
しかしエリミネーションではアルカンシェルを纏うハンセンが世界王者の意地を見せて、2着のビビックを下し1着。
総合結果は2着ながらも3戦連続して安定の強さを見せるビビックが94ポイントでトップをキープ。追い上げを見せたハンセンが85ポイントで2位に続き、男子中長距離はトップ2人の争いとなった。(暫定3位は63ポイントのリンジー・ド ヴィルダー(ベルギー))
女子中長距離:アーチボルドが逃げ切り体制へ
女子中長距離カテゴリーはケイティ・アーチボルド(イギリス)が他の選手を圧倒するレースを見せ、第1戦に引き続きリードを保つ結果に。
唯一の番狂わせは、第3戦のスクラッチ。
レース中盤には力強く集団を引き回していたアーチボルドだったが、終盤に失速。12着でフィニッシュし、大量ポイント獲得はならず。ペトラ・セフチーコヴァ(チェコ)が1着でフィニッシュしている。
しかしそれ以外の3レ―スでは1着か2着を繰り返し、第3戦を終えて合計98ポイントを獲得。2位のサラ・バンダム(カナダ)に28ポイントという大差を付けてホーム・ロンドンへの帰路へ着いた。
第3戦終了時 総合トップ | |||
カテゴリー | 選手名 | 国 | ポイント(2位のポイント) |
男子短距離 | ハリー・ラブレイセン | オランダ | 106(101) |
女子短距離 | アリナ・リシェンコ | 個人参加 | 115(86) |
男子中長距離 | ディラン・ビビック | カナダ | 94(85) |
女子中長距離 | ケイティ・アーチボルド | イギリス | 98(71) |
【男子短距離】第3戦終了時 結果PDF
【女子短距離】第3戦終了時結果PDF
【男子中長距離】第3戦終了時結果PDF
【女子中長距離】第3戦終了時結果PDF
いよいよフィナーレ!放送予定も
ロンドンで実施される次戦(第4戦)は、日本時間12月7日(土)早朝4時、そして最終戦は12月8日(日)早朝2時30分より実施予定。
日本ではスピードチャンネルでの放送予定(690ch)となっている。
https://www.speedchannel.co.jp/channel/ucitrack-championsleague2024/
最後にブルージャージを着るのは誰になるのか。2025年シーズンからの、注目ライバルはどんな選手なのか。
ぜひご注目いただきたい。
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「人として成長できた遠征」橋本英也のブルージャージ奪取は成らず/2023UCIトラックチャンピオンズリーグ第5戦(最終戦)