岐阜市(岐阜競輪場)は日本自転車競技連盟と2023年に連携協定を締結。
その連携協定の一環として11月6日から3日間、日本代表短距離メンバーによる合宿が実施されたので、合宿の様子をレポートする。
今回の参加者は、10月の世界選手権で37年ぶりに日本人選手として男子ケイリンの王者になった山﨑賢人。そしてパリ2024代表で世界選手権ではチームスプリントで銅メダルを獲得した小原佑太と太田海也(太田は男子スプリントでも銅を獲得)の3人&短距離ヘッドコーチのジェイソン・ニブレット。
HPCJC協定事業初となる合宿は以下のスケジュールとなった。
6日(水) | 7日(木) | 8日(金) | |
午前 | 移動 | 講演会 | ジム |
午後 | ジム | トラック | トラック |
HPCJCサテライト用に用意されたジムにて筋トレを行う選手たち。
このジムはHPCJCのロゴカラーに合わせてセッティングされており、HPCJCのブランドイメージの中でのトレーニングが行える環境。2023年に竣工されたばかりの新たな建物は常時24度に空調が設定されており、トレーニング環境が整っている。
まだ設計途中のジムだが、選手のトレーニング器具は十分に揃っており、筋肉を壊していくことに精を出す選手たちだった。
2日目(7日)に行われた講演会の様子はこちら👇
最終日には再びジムとトラック練習。この日はジェイソンコーチも含めて筋トレを開始。「片足200キロ?軽い軽い!」
岐阜競輪場を拠点とする競輪選手、そして地元の強豪朝日大学の学生なども見学に来る形で練習は進んだ。時速75キロほどで駆け抜けていく選手たち、ジェイソンコーチのプッシュの仕方、ナショナルチームの練習を間近で観て、感じる機会を得た大学の選手たちなど、刺激の多い3日間となった。
ジェイソン・ニブレット短距離ヘッドコーチ インタビュー
今回は初めて岐阜で合宿を行うため少人数で来ました。世界選手権を終えてから休暇を挟んだので、身体に刺激を入れるトレーニングが中心となりましたが、やはり環境を変えてトレーニングすることは良いと改めて感じました。岐阜はトラックのバンクがとても綺麗に整備されていて走りやすいですし、トレーニングルームも開放的で大きく、ナショナルチームが行いたいことが出来ます。
次回の合宿がいつになるのかは現時点では分かりませんが、私たちにとっても岐阜の皆さんにとっても有意義な時間となるように次回も考えたいと思っています。今回はありがとうございました。