2023年12月15日、日本自転車競技連盟(JCF)より、岐阜県岐阜市との「自転車競技文化の醸成による地域活性化に関する連携協定の締結」が発表された。
岐阜の地で強化選手の合宿、子どもたちへの講演
この協定によって、岐阜市はJCFへ施設を提供。
JCFは提供された施設を利用し、強化選手の合宿、地域での講演会やワークショップ(小・中・高校生が対象)の実施、強化指定選手が使うレベルのトレーニング機器の設置、そして指導者の育成などを行う。
このような活動でJCFの下部組織であるHPCJCの知見を広げ、自転車競技文化の醸成を図る。
1シーズンで11個のメダルを獲得 日本自転車トラック競技を強化するハイ・パフォーマンス・センター(HPCJC)の活動と実績
「自転車王国」を岐阜にも
日本における自転車競技の聖地といえば、自転車トラック競技日本ナショナルチームの拠点で、東京2020オリンピックのトラック競技・MTB種目などが行われた伊豆がまず挙げられるだろう。
今回の協定に「伊豆における岐阜市からの指導者の受け入れ、育成」が含まれるように、これまで伊豆で培ってきた知見を岐阜に広げる、拠点を増やすような内容となっている。
日本のトラック競技、そして自転車競技の発展に期待したい。
写真左より:
中野浩一(JCF選手強化スーパーバイザー/JKA顧問)
柴橋正直(岐阜市市長)
小野口裕朗(JCF副会長兼選手強化委員長)