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午後は施設見学&トレーニング
緊張した空気のなかで行われた確定検査の体験を終え、昼食を挟んだ午後はバンクを使ってのトレーニングと施設見学がメイン。
なお、実際の前検日でも「指定練習」という時間が設けられている。
指定練習を経て、参加式を行ない、宿舎に戻るというのが通常の前検日の流れとなる。
伊東温泉競輪場は1周333mのバンク。
養成所にも同距離のバンクはあるが、実際に候補生に聞いてみたところ、カント(傾斜)の感覚をはじめ養成所のバンクとはまったく違うとのこと。
並行して、候補生たちは選手宿舎内を見学。開催中は、この場所で生活することとなる。
部屋やお風呂、食堂など興味津々で見て回る。
教官より前検日の注意点などを教わるショートホームルームなどをを経て、参加実習のすべての工程が終了。
候補生たちは養成所への帰路についた。
あらためて密着してみると、実習という特別な形式ではあったとはいえ「意外とやること多いな」という気もするが、この大切な準備が行われてこそ、日々の競輪が実施されている。
候補生たちも、よりリアルに、来年のデビューの瞬間をイメージできたことだろう。