10月16日よりデンマーク・バレラップにて開幕した『2024世界選手権トラック』。
大会3日目の18日に行なわれた男子ポイントレースはセバスチャン・モラが優勝。日本の兒島直樹は9位の結果となった。
男子ポイントレース
今回は160周40kmで実施、10周ごとのスプリント周回で1着:5ポイント/2着:3ポイント/3着:2ポイント、4着:1ポイントが与えられ、ラップによる20ポイント加算も可能。
日本の兒島直樹のほか、パリ五輪オムニアム&前年の銅メダリストであるファビオ・ファンデンボッシェ(オランダ)、前日のスクラッチで銅メダルを獲得したクリモン・プティ(フランス)ほか23人がチャンピオンの座を争う。
兒島が動き始めたのは残り100周のポイント周回。勢いよく前方の選手たちをかわしていくと、1着5ポイントを獲得。この動きでスイッチが入ったかのように兒島が仕掛けていく。残り90周でも1着を得ると、逃げて1周追い抜き(以降ラップと表記)も成功させ、前半戦で30ポイントを獲得した。
途中で何故が兒島のポイント表示のみ実際よりも20ポイント多くなり、会場内ではラップ後の兒島は暫定トップとなる現象があったが、残り30周を切ると表示は何事も無かったかのように訂正されていた。
アタック&ラップが繰り返されるレースの中、トップは60ポイント台となっていよいよ兒島は大量ポイント獲得しなければならない状況となった。
そして残り20周のポイント周回で兒島は5ポイントを得ると、勢いそのままに更にアタックするが、後続が続かずメイン集団に吸収される。
残り10周を切って更にアタックをするが、このアタックもポイントを得るには至らずにレースは終了。合計35ポイントを獲得し、最終成績を9位とした。
優勝はセバスチャン・モラ(スペイン)。開催国デンマークのニクラス・ラースンとの激しい接戦を1ポイント差で制し、70ポイントを得て世界一へと輝いた。2位はニクラス・ラースンで69ポイント、3位にはフィリップ・ハイネン(ベルギー)が65ポイントとなった。
選手名 | チーム | ポイント | ||
1位 | セバスティアン・モラ ベドリ | MORA VEDRI Sebastian | スペイン | 70 |
2位 | ニクラス・ラースン | LARSEN Niklas | デンマーク | 69 |
3位 | フィリップ・ハイネン | HEIJNEN Philip | オランダ | 65 |