ゴールデンキャップラッシュ!男子は過去最多の10名獲得

2/3 Page

市田龍生都

総合的に、前回より少し悪かったかなとは思いますが、全日本選手権から期間が短く、コンディショニングの面でも難しい部分があったなかで、しっかりと結果を出せたのはよかったなと思います。

Q:今日の3000mは突っ込んでいったように見えました。

かなり突っ込みました(笑)。風がいつもより吹いている感じがして、中盤から終盤にかけてキツくなりそうだなと思ったので、最初に稼いでおこうと。その狙いがハマりました。

Q:市田候補生は当然金帽を取るだろう、というプレッシャーもあると思います。

人の気持ちも知らないで……とは言っちゃいけないですが(笑)、やっぱりプレッシャーはありました。
毎日自分でしっかりと体をほぐして、交代浴して、状態わからないまま朝を迎えてを繰り返していたので、こういう結果になって嬉しいです。

Q:前回の記録会でも金帽獲得、行動訓練でも1位とミスターパーフェクト状態ですね。9月にはロードレース大会もありますが?

ロードは専門外なので(笑)

Q:全日本選手権でも好結果を残しましたが、競技と競輪の両方に取り組む難しさはありませんか?

特に感じていませんし、個人的にはどっちもよくなっている感覚です。両方のいいところや感覚を取り入れながらできているので、視野が広がっていると感じます。

全日本選手権では、1000TTは負けられないと思っていましたが、レースの内容はともかくスプリントとケイリンで2位を取れたのは嬉しかったですね。

Q:スプリントとケイリンで優勝した小原選手、山﨑選手との差はどのように感じてますか?

実直に自転車に向き合ってこられた部分の差だなと思います。決して届かないとは思いませんが、意識であったりそういった部分での差が現時点ではあるなと感じました。

Q:早期卒業を達成すれば、来年1月にはデビューですね。

イメージははっきりできていないですが、自分にできることをしっかりとこなしていって、早期卒業を実現し、いい選手になっていきたいなと思います。

酒井亜樹

タイム的には満足できるものではありませんでした。コンディション的にもキツくて、タイムもでなかったことで気持ちも折れかかっていましたが、市田候補生を見ても、強い選手はどんな状況でもタイムを出すし強い。「弱気になってる場合じゃない」「自分はもっとやれる」と、気持ちで走り切りました。

Q:前回もゴールデンキャップ獲得。「当然獲るだろう」というプレッシャーもあったのでは?

自分としても、取らなくてはいけないと思っています。周りの皆さんにそう思ってもらえることということは、しっかり成長できているということなのでありがたいです。

Q:前回の記録会の時に、持久力とペダリングの強化を課題に掲げていました。

ペダリングはよくなってきている感触があります。全日本選手権では、競技の練習から離れていた分、「いまの自分で戦えるのか」という不安がありました。でも、養成所でペダリングやフォームを強化してきたことが、競技にもつながってることを実感できて嬉しかったです。太田海也さんにも、よくなってきたねと言ってもらえました。茶化されていたのかわからないですが(笑)

Q:夏季帰省はどのように過ごされましたか?

大阪に帰って、兄(拳蔵 109期)の後ろにつかせてもらって練習してました。競輪場での練習はそれほど経験がなかったので、いい練習になりました。

三神遼矢

目標としていた早期卒業のタイムには届きませんでしたが、前回届かなかったゴールデンキャップを獲得できたのでよかったです。

Q:前回は「10点のうち5点です」と言っていましたが、今回はどうですか?

6です。

Q:厳しいですね(笑)

1点だけあがりました。200mと1000mでは目標タイムに程遠かったし、400では1位を狙っていたのですが負けてしまって。そんななかでも、気持ちを切り替えて3000mを走って、ゴールデンキャップを取ることができたので、それでプラス1点です。

Q:高いところに意識を持っているんですね。

クロモリにも慣れてきましたし、そのくらいの結果を残したい、と思い続けています。理想が高い、といえばそうかもしれませんが、達成したいと思っています。今回は全日本選手権が直前にあって、体力的にもキツくて自分じゃないような感覚でした。練習不足ですね。

大塚城

前回の3000mが4分を超えるタイムとなってしまって、10秒以上記録を縮める必要があったので、今回ゴールデンキャップ取れるとは思ってなかったです。

Q:その苦手な3000mは、どのような対策をしたのでしょうか?

ペースを刻むっていうことできない脚質なので、とにかく最初から突っ込んでいきました。最後遅れてしまっても、それまでの貯金でしのぎ切れればと考えていました。ほかの候補生たちから大きな声で応援してもらって、本当にありがたかったです。そのおかげで、最後まで頑張れました。

Q:夏季帰省ではお父様(英伸 82期)とお話は?

普通に「頑張ってこいよ」くらいでしたね(笑)。そこまで詳しいことは話してないです。今後は競走訓練が始まるので、地脚をつけて強い選手になれるように頑張ります。

候補生インタビュー その2

2/3 Page