2024年10月中旬、ロードレース、トラック競技、そして競輪それぞれでビッグイベントが開催される。嬉しいことに・悲しいことにいずれも日程がもろ被り!各大会の特徴を把握して、自転車ファンにとって忙しい日々を楽しもう。

宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース

10月18日〜20日

例年10月に宇都宮で行われるロードレースの大会。大会初日はチームプレゼンテーション、2日目にクリテリウム(市街地の周回コースで行われるレース)、3日目にロードレースが行われる。

国内のロードレースチームはもちろん、海外の著名ロードレーサーも参加し、毎年日本のファンを喜ばせている。

そのほか小中学生が参加するパレードランや、競輪選手が参加するイベントも例年実施されている。

単なる「ロードレースイベント」と言うだけではなく、街を巻き込むことで自転車競技ファン以外の市民にも広く認知されつつあるという点では「国内最大級の自転車イベント」と言えるだろう。「日本の自転車の熱」を感じに、ぜひ足を運んでみては。

ジャパンカップ公式サイト

世界選手権トラック

10月16日〜20日

年に1度、トラック競技の「世界No.1」を懸けて開催される世界選手権。2024年はデンマーク・バレルプで行われる。

『ロサンゼルス2028オリンピック』に向けた最初の世界選手権でもあるため、次世代選手への育成・強化に注力し始める国も出てくるだろう。パリから約2ヶ月後となるデンマークでの決戦は、様々な見方ができる大会。要注目だ。

『2024世界選手権トラック』に関する記事はコチラ

第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)

10月17日〜20日

新潟県の弥彦競輪場で開催。競輪では年間に6つの「G1」のレースが行われ、これが2024年5つ目。優勝者は年末の『KEIRINグランプリ2024』への切符を手にすることができる。

1990年8月に前橋競輪場で開催された、アジア初の「世界選手権自転車競技大会」。『寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』は、このアジア初の世界選手権を記念して同年5月に行われた『世界選手権自転車競技日本大会特別記念レース』を発祥とする開催だ。

『第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)』に関する記事はコチラ

開催日程

ジャパンカップ 10月18日〜20日
世界選手権トラック 10月16日〜20日
寬仁親王牌 10月17日〜20日

上記の通り、3つのビッグレースはいずれも開催丸かぶり。世界選手権は時差の関係で日本時間夜の開催となるため、朝から晩まで自転車を楽しむことができる。

いつもは見ない大会を、この機会に見てみるのも良いかも?スポーツの秋をぜひ楽しんでいただきたい。