男子個人パシュート
チームブリヂストンサイクリングのメンバーを中心に13人がエントリー。
予選を突破したのは記載順の順位で、窪木一茂、山本哲央、松田祥位(以上チームブリヂストンサイクリング)、伊澤将也(シエルブルー鹿屋)。窪木のタイムは4分15秒294と、2位の山本哲央に5秒近い差をつけるタイムでの通過となった。
※なお、窪木一茂と松田祥位は、この予選のあと1kmタイムトライアルに出場。
“あの”ハードな種目を挟んでの順位決定戦というスケジュールとなった
3位決定戦は松田祥位と伊澤将也のレース。
中盤まで互角の戦いとなるが、松田がじわじわと差を広げていく。
最終的に約7秒の差をつけて松田がフィニッシュ。銅メダルを獲得した。
続いての決勝は窪木一茂と山本哲央のレース。
入りは山本が先行、すぐに窪木が若干リードを奪うが、そこから再度山本がペースアップしていく。
さすがに疲れもあるのか、予選よりもタイムが伸びていかない窪木。山本が3秒ほどのリードを保ち終盤へと入っていく。
しかし、残り1kmを切って窪木がペースをあげていくと山本のリードは見る間に減っていってしまう。
最終周に入った時点では、なんと窪木がわずかに逆転。そのまま窪木が先にゴールラインを駆け抜ける結果となった。
フィニッシュタイムは4分19秒756。
窪木一茂が予選⇒1kmタイムトライアル⇒決勝と“鉄人”ぶりを発揮し、優勝した。2位は山本哲央、3位は松田祥位。
順位 | 名前 | チーム名 | タイム |
1位 | 窪木一茂 | チームブリヂストンサイクリング | 4分19秒756 |
2位 | 山本哲央 | チームブリヂストンサイクリング | 4分21秒644 |
3位 | 松田祥位 | チームブリヂストンサイクリング | 4分21秒027 ※3位決定戦タイム |
優勝:窪木一茂選手インタビュー
チャンピオンジャージを1枚は持ち帰りたかったので、勝つことができて嬉しいです。
予選から4分09秒を目指していて、そこには届かなかったのですが、競技を続けていくうえでそこは超えたい目標ではあります。
Q:今大会では1kmTTや200mFTTにもエントリーがあり、特に1kmTTでは1分01秒という好タイムでした。
パリオリンピックに出場する選手が、どういうタイムで走るのかというのを見てもらいたくて、短距離も含むタイム系種目にエントリーしました。
短距離で上位に来られるスピードがないと世界で戦えないということもわかってもらえたと思うので、これからの選手の目標にもなればと思います。
まだ(タイムを)出せると思います。1kmTTでは1分フラット、200FTTでは10秒1は出せると思うので、挑戦します。
限界?気のせいだよ!(©️佐藤慎太郎)