2024年9月6日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2024全日本選手権トラック』。
大会に3日目に行なわれた女子ケイリンは、梅川風子が力の違いを見せて優勝した。
ケイリンとは
日本の競輪から発祥したオリンピック種目。ペーサー離脱後にスプリント勝負が展開され、最初にフィニッシュした人が勝ち。日本の競輪と違ってラインなどの連携は認められていない。
女子ケイリン
例年1発勝負となることが多い女子ケイリンだが、今回は全8人がエントリー。
2回戦制での実施となった。
1回戦（準決勝）
上位3人ずつが決勝へと駒を進める1回戦。
【第1組】
梅川風子（チーム楽天Kドリームス）
仲澤春香（JPCA）
松下彩也香（八戸学院大学）
伊藤柚姫（JIK）
3番手からレースを進めた梅川風子が力を見せて1着。2着の仲澤が、3着の松下とともに決勝へと進む形となった。
【第2組】
酒井亜樹（チーム楽天Kドリームス / JIK）
小原乃亜（八戸学院大学）
年見穂風（鹿屋体育大学）
新沼杏菜（順天堂大学）
酒井亜樹とのマッチレースを制した小原乃亜が1着。2着の酒井、3着の年見が決勝に駒を進めた。
決勝
決勝戦への出場は以下のメンバー。
梅川風子（チーム楽天Kドリームス）
小原乃亜（八戸学院大学）
仲澤春香（JPCA）
酒井亜樹（チーム楽天Kドリームス / JIK）
松下彩也香（八戸学院大学）
年見穂風（鹿屋体育大学）
小原、年見、酒井、仲澤、梅川、松下の並びでスタートしたこのレース。
残り1周半で仕掛けたのは酒井。
一気に先頭へと上がっていくが、その後ろで機をうかがっていた梅川が最終周回に入り外から仕掛けていく。
残り半周時点で、別次元のスピードで先頭に出る梅川。
最後ストレートに入った時点ですでに勝負はつき、大きなリードをつけて優勝を決めた。
外から酒井を差した仲澤が2着。積極的なレース運びを見せた酒井は粘ったものの3着となった。
| 順位 | 選手名 | 所属 |
| 1位 | 梅川風子 | チーム楽天Kドリームス |
| 2位 | 仲澤春香 | JPCA |
| 3位 | 酒井亜樹 | チーム楽天Kドリームス / JIK |
