2024年9月6日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2024全日本選手権トラック』。
大会初日となる9月6日、男女チームパシュートの予選〜決勝が実施された。

チームパシュートとは?

またの名を『団体追抜き』。1チーム4人で先頭を交代しながら4kmを走行し、同時にバンクの反対側でスタートする相手チームを追い抜くか、タイムで上回れば勝ちとなる。

日本記録
男子 3分48秒127(松田祥位、橋本英也、兒島直樹、窪木一茂/2024年)
女子 4秒13秒818(梶原悠未、内野艶和、池田瑞紀、垣田真穂/2024年)

男子チームパシュート

チームブリヂストンサイクリング、群馬グリフィンレーシングチーム、Radical Aero Club from CycloDynamics Lab、朝日大学の計4チームがエントリー。予選の後に順位決定戦が実施された。予選の順位は以下の通り。

予選順位 チーム名 メンバー タイム
1 チームブリヂストンサイクリング 橋本英也
松田祥位
河野翔輝
岡本勝哉
4:00.960
2 Radical Aero Club from CycloDynamics Lab 伊澤将也
原田裕成
佐藤健
古谷田貴斗
4:14.799
3 朝日大学 森本直樹
加藤弘喜
齊藤脩
渡邊蓮
4:28.799
4 群馬グリフィンレーシングチーム 金子宗平
伊藤恭
三宅太生
宇田川塁
DNF

予選リザルト

予選で1位となったのはチームブリヂストンサイクリング(橋本英也、松田祥位、河野翔輝、岡本勝哉)。安定したラップを刻み続け、4分00秒960というタイムを記録した。

決勝戦 圧倒的なスピードのチームブリヂストンサイクリング

迎えた決勝戦は、チームブリヂストンサイクリングとRadical Aero Club from CycloDynamics Lab(伊澤将也、原田裕成、佐藤健、古谷田貴斗)の対戦。

予選のタイムでは約14秒の差があった両チーム。

序盤からチームブリヂストンサイクリングがじわじわとリードを広げ、半分の2kmの時点で追い抜きの射程圏に。

そこからさらにペースを上げていき、3kmを前にして追い抜きに成功した。

予選順位 チーム名 メンバー タイム
1 チームブリヂストンサイクリング 橋本英也
松田祥位
河野翔輝
岡本勝哉
追抜勝
2 Radical Aero Club from CycloDynamics Lab 伊澤将也
原田裕成
佐藤健
古谷田貴斗
OVT
3 朝日大学 森本直樹
加藤弘喜
齊藤脩
渡邊蓮
4:28.799
(予選タイム)

決勝リザルトPDF

選手コメント

橋本英也「初めてのメンバーでしたが、うまく走ることができました。予選では、途中で僕が抜けてからも最後まで走り切れていましたし、来年以降に向けても、チームとしていいレースができたと思います。

このメンバーだけでなく、いろんなメンバーで走って、日本記録というものを意識しながらやっていきます」

エキシビジョン ジュニア日本記録更新は成らず

順位決定戦の前に木綿崚介、金井健翔、畑祐太郎、三浦一真からなるチームジュニアナショナルがエキシビジョンとして走りを披露。

8月の『2024ジュニア世界選手権トラック』でも同メンバーで出場。4分11秒573の現日本ジュニア記録更新を目指し、息のあった走りを見せたが記録は4分12秒368。今後の伸び代に期待を抱かせる結果となった。

女子チームパシュート

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