7月26日から8月11日(現地時間)まで開催されている『パリ2024オリンピック』。

本大会の公式サイトではオリンピックに関するアレコレが、コラムや動画など様々な形で公開されている。その中に「カラーで見るパリ1924」と題されたコーナーを発見した。

100年前に開催された『パリ1924オリンピック』の白黒映像を、現代の技術によてカラーで見られるというものだ。

この記事では本コーナーの内容を踏まえつつ、2024年大会にも関係のある『パリ1924オリンピック』自転車トラックが実施されたベロドロームについてご紹介していく。

100年前の自転車種目をカラーで

「カラーで見るパリ1924」のコーナーで紹介されている動画は全部で9つ。そのうちの1つが「自転車」だ。

『パリ1924オリンピック』で実施された自転車トラックとロード。その様子を映した2分ほどのクリップをカラー映像で見ることができる。

▼「カラーで見るパリ1924 – 自転車」
https://olympics.com/ja/paris-2024/videos/paris-1924-in-colour-cycling

まだヘルメットもない時代。中にはハンチング帽のようなものを被っている選手や、襟付きのユニフォームで走る選手など、「最先端」のイメージの強い2024年現在のトラック競技とは全く違う様子が映し出されている。

フランチェスコ・ラモーン, LAMON Francesco, エリア・ビビアーニ, VIVIANI Elia, ダビデ・ボスカーロ, BOSCARO Davide, フィリポ・ガンナ, GANNA Filippo, ITA, 男子チームパシュート 3位決定戦, MEN'S Team Pursuit Final for Bronze, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

しかしブレーキやギアのない鉄製の自転車や、傾斜のあるコーナーを駆け抜ける姿は、屋外バンクを走っている競輪選手を彷彿させる。

新山響平, 5月4日(5日目)11R, 準決勝, 日本選手権競輪(競輪ダービー), いわき平競輪場

100年という時の経過のなかで、「全く異なる要素」と「変わらない要素」が同時に垣間見え、自転車トラック競技の歴史と魅力を感じられる。

なお本カラー映像の元となった白黒映像は、オリンピック公式Youtubeでも視聴可能だ。見比べてみると面白いかもしれない。

▼Olympics公式YouTube「Paris 1924 Oluympic Games」
https://www.youtube.com/playlist?list=PL328A86CE1219DECF

「100年前のトラック競技」現存するベロドローム

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