垣田真穂と池田瑞紀。日本ナショナルチーム期待の若手2人が福岡ソフトバンクホークスの始球式で福岡トランス株式会社と個人スポンサー契約を行ったことを報告した。この記事では始球式の様子をお伝えする。
謎の写真を撮るためだけに、福岡へ……
パリオリンピック女子チームパシュートに出場予定の垣田真穂がバッター、池田瑞紀がキャッチャー、そして池田の母校、祐誠高校で活躍している鶴葵衣がピッチャーとなり、特訓を実施。
その謎の写真を撮るためだけに、More CADENCE編集部は2024年6月22日、福岡へ飛んだ。
鶴葵衣
福岡祐誠高校2年生。3月に実施された高校選抜大会では500mタイムトライアル(大会新)とスプリントで2冠。インターハイ予選では非公式ながらも36秒040のタイムで2009年に前田佳代乃が出した36秒111のジュニア日本記録を上回った。今後が期待される逸材。
特訓開始!
梅雨入りしたこともあり、ちょっと雨模様のなか特訓が行われるというPayPayドームへ歩みを進めていく。
この日は福岡ソフトバンクホークス対千葉ロッテマリーンズの3連戦の中日、第2戦。休日ということもあり、4万人が入る会場はほぼ満席となっていた。
まず会議室に案内された我々は特訓前の池田と垣田に合流すると、見たことの無いジャージを着用している2人を発見。
Q:なぜこのジャージを着用しているのでしょうか?
垣田&池田:私たちの個人スポンサーとなってくれた福岡トランスさんが作ってくれたジャージなんです。
Q:なるほど、その報告を兼ねての今日というわけですね。でも始球式だし、特訓しないとでは?
垣田&池田:やります(笑)
今回は鶴選手が始球式に出て、私たちが福岡トランスさんのジャージを着て自己紹介する機会をいただきました。会場の皆さんの前で喋る機会なので緊張しています。
では、始球式を行う鶴葵衣選手にインタビュー。
Q:本日の目標は?
鶴:ノーバンで投げることです。楽しんで頑張ります。
Q:始球式は初めてですか?
鶴:はい。初めてです。めっちゃ緊張しています。
Q:インターハイや選抜と比べてどっちが緊張しますか?
鶴:こっちです。だってめっちゃ人が多いじゃないですか(笑)!!頑張ります。
ここからは緊張をほぐすための特訓の様子をお伝えします。
池田、キャッチャーセンスあり
事前に用意していたボール、グローブ、バットをそれぞれに持たせて特訓(?)が行われていく。
4番バッターは垣田真穂。8番にキャッチャー池田瑞紀。ピッチャーは鶴葵衣。
バシ!ストラーイク!みたいなノリを意識して特訓が進む。
驚いたのは池田のキャッチャーセンス。格好が様になっているだけでなく、やる気が漲っている。
準備は万端。後はピッチで実力を示すだけ。