2024年5月9日(木)より、自転車トラック競技の国際レース『2024ジャパントラックカップ』が開催されている。大会初日はジュニアのスクラッチ、エリートのエリミネーションのみが行われ、開幕最初のエリートレースである女子エリミネーションを内野艶和が制した。

女子エリミネーション

日本で行われるトラック競技の国際レース、ジャパントラックカップ。オリンピック出場候補である日本ナショナルチームメンバーがトラック種目で出場するレースとしては「オリンピック前最後のレース」となる。

2周に1回最後尾の選手が除外(エリミネート)されるエリミネーション。国内外から17選手が出場した。日本からはナショナルチームで活躍する内野艶和、池田瑞紀、垣田真穂、岡本美咲、水谷彩奈が出場。

なお東京2020オリンピック女子オムニアム銀メダリストである梶原悠未は、大会情報だと直前のケガにより欠場となっている。

垣田真穂, 女子エリミネーション, 2024ジャパントラックカップⅠ, 伊豆ベロドローム

垣田真穂

プルーデンス・ファウラー(FOWLER Prudence), 女子エリミネーション, 2024ジャパントラックカップⅠ, 伊豆ベロドローム

プルーデンス・ファウラー(FOWLER Prudence)

水谷彩奈, 女子エリミネーション, 2024ジャパントラックカップⅠ, 伊豆ベロドローム

水谷彩奈

レース序盤、前方を陣取ったのはチーム楽天Kドリームスの3選手。ネーションズカップなどで活躍してきたこの3人(内野・垣田・池田)は安定した位置取りでレースを進める。

一方、スタートで出遅れて集団に追いつくのに脚を使ったのは岡本。しかし1回目の除外の後には集団の前方に上がり、安全な位置を得る。だが周回が進むにつれて徐々に後ろに下がってしまい、日本選手としては最初にエリミネートされてしまった。

岡本と同級生でLAオリンピックに向けて強化を続けているのが水谷。水谷は先頭を取るなど積極的な動きも見せていたものの、フアン・ティンインと横並びでドロー(除外なし)になるなど、危うい展開。そこから3回は凌いだものの、4回目で除外されてしまった。

集団は残り4人。リー・ジーウィン、内野、垣田、池田。ここではリー・ジーウィンがフィニッシュライン直前で追い上げて、池田が除外される結果となった。

残り3人。垣田、内野、リー・ジーウィンの順となるが、内にいたリー・ジーウィンが行き場を無くし、エリミネート。

一騎打ちとなったのは垣田と内野。残り1周で内野が踏み上げていくと垣田を突き放していく。そのまま内野が先着し、優勝となった。

順位 選手名 所属
1位 内野艶和 RKD
2位 垣田真穂 RKD
3位 李思穎 リー・ジーウィン LEE Sze Wing HKG

リザルト

優勝 内野艶和インタビュー

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