短距離

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中長距離

ロッテ・コペツキー, KOPECKY Lotte, BEL, アマリー・ディデリクセン, DIDERIKSEN Amalie, DEN, 女子オムニアム ポイントレース, WOMEN Elite Omnium Points Race, 2023世界選手権トラック グラスゴー, 2023 UCI CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS TRACK Glasgow, Great Britain

女子中長距離では、トラックロードの現役世界チャンピオンであるロッテ・コペツキーが2024シーズンのネーションズカップに初参戦。その他には第1戦で3冠を達成した新星アリー・ウォラストンも出場予定で、2人を中心とした戦いが予想される。

なお第1戦でも表彰台を獲得したケイティ・アーチボルドや、現オムニアム世界チャンピオンのジェニファー・バレンテらは出場を見送っている。

アーロン・ゲイト, GATE Aaron Murray, NZL, 今村駿介, IMAMURA Shunsuke, JPN, 窪木一茂, KUBOKI Kazushige, JPN, 男子オムニアム ポイントレース, MEN'S Omnium Points Race, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

“絶対王者”不在、群雄割拠の男子中長距離。『2024ネーションズカップ第1戦』で個人種目2冠を果たしたディラン・ビビック(カナダ)は出場を見送り。

しかしイタリアのエリア・ビビアーニや、ニュージーランドのアーロン・ゲイトらが出場。第1戦参加を見送っていたフランスもエントリーしている。

「世界一」の座を獲得した経験のある強豪メンバーが揃っている。

出場予定の現アルカンシェルホルダー(中長距離)

選手名 カテゴリ アルカンシェル保持種目
ロッテ・コペツキー 女子 ベルギー ポイントレース
エリミネーション
ウィリアム・ティドボール 男子 イギリス スクラッチ
アーロン・ゲイト ニュージーランド ポイントレース
ユリ・レイタオ ポルトガル オムニアム
ラッセ・レス
フレデリック・マドセン
デンマーク チームパシュート

ロッテ・コペツキー(ベルギー・女子)

ロッテ・コペツキー, KOPECKY Lotte, BEL, 女子ポイントレース, WOMEN Elite Points Race, 2023世界選手権トラック グラスゴー, 2023 UCI CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS TRACK Glasgow, Great Britain

トラック競技とロードの二足の草鞋を履き、それぞれの競技で世界を牽引する選手。2023年は特にロッテ・コペツキーにとって輝かしい1年となった。

ロッテ・コペツキー, KOPECKY Lotte, BEL, ジョージア・バーカー, BAKER Georgia, AUS, 内野艶和, UCHINO Tsuyaka, JPN, 女子ポイントレース, WOMEN Elite Points Race, 2023世界選手権トラック グラスゴー, 2023 UCI CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS TRACK Glasgow, Great Britain

2024年には1月に開催された『2024ヨーロッパ選手権トラック』にて自身がアルカンシェルを着用する2種目で優勝。勢いを留めることなく香港での戦いに挑む。

主な戦績

大会 成績
2023ネーションズカップ第3戦 マディソン優勝
2023世界選手権トラック ポイントレース優勝
エリミネーション優勝
オムニアム3位
2023ロード世界選手権 個人ロードレース優勝
2024ヨーロッパ選手権トラック ポイントレース優勝
エリミネーション優勝
マディソン2位

アリー・ウォラストン(ニュージーランド・女子)

アリー・ウォラストン, WOLLASTON Ally, NZL, 女子オムニアム, WOMEN'S Omnium, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

ニュージーランドの新星、アリー・ウォラストン。

アリー・ウォラストン, WOLLASTON Ally, NZL, 女子オムニアム ポイントレース, WOMEN'S Omnium Points Race, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

『2024ネーションズカップ第1戦』では強豪揃いの中、圧倒的な強さを見せ3冠を達成。第1戦の数日前に実施されたロードレース『ツアー・ダウンアンダー』でもステージ優勝を果たしているのだから驚きだ。

第1戦直後に開催された『2024オセアニア選手権トラック』では5種目を制覇。オセアニアチャンピオンジャージを纏い、香港へと乗り込む。

主な戦績

大会 成績
2023ネーションズカップ第1戦 エリミネーション優勝
オムニアム優勝
チームパシュート優勝
2023ネーションズカップ第2戦 オムニアム優勝
マディソン3位
チームパシュート2位
2023世界選手権トラック チームパシュート2位
2024ネーションズカップ第1戦 エリミネーション優勝
オムニアム優勝
チームパシュート優勝
2024オセアニア選手権トラック スクラッチ優勝
ポイントレース優勝
エリミネーション優勝
オムニアム優勝
マディソン2位
チームパシュート優勝

イーサン・ハイター(イギリス・男子)

イーサン・ハイター, HAYTER Ethan, GBR, Men's Omnium, 2022 Track World Championships, Saint-Quentin-en-Yvelines, France

東京オリンピックでのメダル獲得後、『2022世界選手権トラック』にてオムニアムを制したイーサン・ハイター。

イーサン・ハイター, HAYTER Ethan, GBR, Points Race, Men's Omnium, 2022 Track World Championships, Saint-Quentin-en-Yvelines, France

その後は鎖骨の負傷により戦線から一時離脱していたものの、『2024ヨーロッパ選手権トラック』ではまたもオムニアムにて優勝。自身2度目のオリンピック出場に向け、復帰後も負傷前と変わらぬ強さを示している。

同国イギリスから出場予定のウィリアム・ティドボール(スクラッチ現世界王者)とともに、要注目の選手だ。

主な戦績

大会 成績
東京2020オリンピック マディソン2位
2022世界選手権トラック オムニアム優勝
マディソン2位
チームパシュート優勝
2024ヨーロッパ選手権トラック オムニアム優勝
チームパシュート優勝

残り2大会に迫った「オリンピック出場枠争い」

エマ・ヒンツェ, HINZE Emma, GER, 佐藤水菜, SATO Mina, JPN, 女子スプリント 決勝, WOMEN'S Sprint Final for Gold, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

本記事では『2024ネーションズカップ第2戦』の注目選手を厳選して6人紹介してきた。

アジア選手権を終えた日本にとって、オリンピック出場枠獲得に直接影響する”オリンピック選考大会”は本大会を含めあと2戦。4月中旬には「オリンピックランキング最終版」が決定する。

最高潮の状態で8月を迎え、パリオリンピックをより楽しむために、『2024ネーションズカップ第2戦』にご注目いただきたい。

2024年の”オリンピック選考大会”

日程 大会
2月2日〜2月4日 2024ネーションズカップ第1戦
(オーストラリア・アデレード)
2月21日〜2月25日 アジア選手権トラック
(インド・ニューデリー)
3月15日〜3月17日 2024ネーションズカップ第2戦
(香港)
4月12日〜4月14日 2024ネーションズカップ第3戦
(カナダ・ミルトン)

その他『2024ネーションズカップ第2戦』についてはコチラ

2024年の競輪グレードレース&トラック競技大会スケジュール一覧