男子オムニアムで窪木が落車に見舞われながらも5位、そして今村は10位という結果となった。この記事では2月3日に実施された男子オムニアムの様子をお伝えする。

窪木一茂, KUBOKI Kazushige, JPN, 男子オムニアム 予選, MEN'S Omnium Qualification Heat 1, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

窪木一茂

男子オムニアム

2024トラックネーションズカップ第1戦オーストラリア・アデレード大会2日目となる2月3日に男子オムニアムが実施された。エントリー数が多いこともあり、予選⇒本選の勝ち上がりとなった今回のオムニアム。日本からは窪木一茂と今村駿介の2人が出場した。

今村駿介, IMAMURA Shunsuke, JPN, 男子オムニアム 予選, MEN'S Omnium Qualification Heat 2, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

今村駿介

自転車を知っている人ならば聞いたことがあるだろうエリア・ビビアーニ(イタリア)、大会初日にエリミネーションで優勝しているディラン・ビビック(カナダ)、2023世界選マディソン銀メダルの一角、オリバー・ウッド(イギリス)、ニュージーランドの古豪アーロン・ゲイトなど出場選手数は30となった。予選のポイントレースで24人にまで人数が絞られる。

本選からは4種目(スクラッチ/テンポレース/エリミネーション/ポイントレース)の総合獲得ポイントで順位を競う。

オムニアムのルールはこちら

予選のポイントレースを突破した日本の2人(窪木6位、今村10位)は本選へと臨む。

第1種目:スクラッチ 職人窪木の流石のレース

世界選手権スクラッチで2連続の銀メダルを獲得している窪木が流石の位置取りを見せて、残り2周では3番手をキープする。残り半周からは外に持ち出して仕掛けていくが、最後は届かず3着。今村は集団に包まれるような形になってしまい前に出れずに10着で第1種目を終えた。

スクラッチ結果PDF

第2種目:テンポレース

序盤と中盤に逃げた選手たちが1周追い抜きをして、大量ポイントを獲得する展開となったテンポレース。窪木と今村は逃げに加わることが出来ずに耐える時間が続く。

最後までポイントを得ることが出来ない選手たちがほとんどの中で、窪木と今村もポイントを得ることができずにフィニッシュラインを駆け抜けた。この種目では窪木が10位、今村は13位となる。

テンポレース結果PDF

第3種目:エリミネーション 今村が7位 窪木はアクシデントに巻き込まれる

エリミネーションでは窪木が落車に巻き込まれてしまう。レースの序盤で後方に位置していた窪木の前で落車が起きると、避けきれなかった窪木、そして他2選手の合計4人が落車するアクシデントが発生。

幸いにも全員が再びバイクに乗ることが出来たが、窪木は復帰に時間が掛かったことが理由として除外されてしまい22位の結果となった。

今村は集団先頭付近でレースを展開する力強い走りを見せて走り、7人となる小集団にまで残ったが、除外周回で周りのスピードアップに対応できずエリミネートされ、この種目の順位を7位とした。

アーロン・ゲイト, GATE Aaron Murray, NZL, ジャン・ボネシュ, VONEŠ Jan, CZE, 男子オムニアム ポイントレース, MEN'S Omnium Points Race, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

アーロン・ゲイト

1位になったのはアーロン・ゲート(ニュージーランド)。前日のエリミネーションで優勝していたディラン・ビビック(カナダ)との一騎打ちを制して最後まで勝ち残った。

エリミネーション結果PDF

第4種目:ポイントレース 執念の走りを見せる窪木

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