窪木がアクシデントを乗り越え5位 今村は10位

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第4種目:ポイントレース 執念の走りを見せる窪木

ディラン・ビビック, BIBIC Dylan, CAN, 男子オムニアム ポイントレース, MEN'S Omnium Points Race, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

ディラン・ビビック

ここまで暫定トップ3はディラン・ビビック、次いでエリア・ビビアーニ(イタリア)、リンジー・ド ヴィルダー(ベルギー)。

エリア・ビビアーニ, VIVIANI Elia, ITA, 男子オムニアム ポイントレース, MEN'S Omnium Points Race, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

エリア・ビビアーニ

今村が11位、窪木がエリミネーションでの落車が影響し、12位となって迎えた最終種目のポイントレース。

最初のポイント周回で、エリミネーションの落車のダメージを感じさせない走りを見せた窪木が1着5ポイントを獲得。今村も3着2ポイントを得る。

その後はしばらくポイントを得ることが出来なかった窪木と今村。序盤から中盤にかけてはエリミネーションで実力を示したアーロン・ゲイト(ニュージーランド)がポイントを量産していき、暫定順位を上げていく展開となった。

アーロン・ゲイト, GATE Aaron Murray, NZL, 男子オムニアム ポイントレース, MEN'S Omnium Points Race, 2024トラックネーションズカップ アデレード, 2024 UCI TRACK NATIONS CUP Adelaide, Australia

アーロン・ゲイト

日本勢に動きがあったのは残り50周近辺から。今村がスプリントで2ポイントを得ると、残り40周では窪木も集団の前方で2ポイントを獲得。そして、ポーランドとチームインスパイアード(イギリス)の選手がアタックすると、そのアタックに反応した窪木が2人に加わり、3人で逃げ集団を形成して逃げていく。

逃げ集団としてポイントを加算し、残り20周を切ってメイン集団に追いついた窪木は更に20ポイントを獲得。スタート時の暫定12位から4位へと順位をジャンプアップさせることに成功した。

最終周回を残し、暫定3位のリンジー・ド ヴィルダー(ベルギー)が99ポイント、窪木が91ポイント、ゲートが90ポイントと銅メダル争いはまだ分からない中、今村が集団からアタックすると単独で周回を重ねていく。

そのまま今村が逃げ切って1着10ポイントを獲得。

そしてアーロン、窪木、ド ヴィルダーと並んで今村を追う上位陣のゴールスプリント勝負はアーロンが先着、次いで窪木となり、アーロンが6ポイント、窪木が4ポイントを獲得。窪木はアーロンに1ポイント差で逆転を許す形になり、男子オムニアムの最終成績を5位とした。

優勝ディラン・ビビック、2位にエリア・ビビアーニ(イタリア)、3位はリンジー・ド ヴィルダ(ベルギー)と、上位陣に変動は無し。窪木がジャンプアップの5位、今村は最後のポイント加算で最終成績を10位とした。

順位 選手名 所属 ポイント
1位 ディラン・ビビック BIBIC Dylan CAN 104
2位 エリア・ビビアーニ VIVIANI Elia ITA 104
3位 リンジー・ド ヴィルダー de VYLDER Lindsay BEL 101

日本選手の最終順位:窪木一茂5位、今村駿介10位

最終結果PDF