2023年9月27日、2022アジア競技大会(杭州)のトラック競技2日に男子のチームパシュート決勝戦と3位決定戦が実施された。
日本は前日に行われた予選、1回戦と勝ち上がり、決勝で中国チームと対戦。レースでは3分52秒757の大会新を記録し、中国を大きく突き放して金メダル獲得を果たした。日本チームの優勝は1990年の北京大会以来の優勝となった。
圧巻のレース アジアでは敵無し
日本チームのメンバーは予選と同様に松田祥位、窪木一茂、橋本英也。兒島直樹(記載順の並び)の4人。
1回戦では隊列を乱してタイムをロスしたため、前日から1日を置いて改善できるかどうかに注目が集まった。対戦相手は中国チーム。
レースがスタートすると序盤にリードを奪ったのは中国。スピードを上げて1km地点ではコンマ5秒ほどのリードを得る。2km地点通過時には少しずつ日本が差を詰めていく展開。
リードを得た中国だったが、後半に入ると日本が一気に巻き返して優性となり、3km通過時には大きく日本がリードしていく。そのままペースを乱さなかった日本チームが最終的には4秒ほどの大差をつけてフィニッシュする結果となった。
この種目で日本史上初となるアジア競技大会優勝に加えて、大会新記録を樹立し、金メダルを獲得した。
3位決定戦は韓国vs香港。レースは韓国が勝利し銅メダルを獲得した。
順位 | チーム | 選手名 | 決勝タイム | |
1位 | 日本 | 松田祥位 窪木一茂 橋本英也 兒島直樹 (今村駿介) |
3:52.757 ※大会新 |
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2位 | 中国 | 孙海蛟 サン・ハイジャオ ヤン・ヤン チャン・ハイアオ サン・ワンタオ |
SUN Haijiao YANG Yang ZHANG Haiao SUN Wentao |
3:56.277 |
3位 | 韓国 | キム・ヒョンセオ ミン・キョンホ ジャン・ハン シン・ドンギン |
KIM Hyeonseok MIN Kyeongho JANG Hun SHIN Dongin |
3:58.594 |
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