日本サイクルスポーツセンター。静岡県・伊豆市の山中にある自転車をテーマとした遊園地であり、自転車トラック競技日本ナショナルチームの拠点である伊豆ベロドロームや、ロードレーサーで楽しむことができるサーキットコース、MTBコースなどを有する施設でもある。

そのもうひとつの顔が「CCC(コンチネンタルサイクリングセンター)」。サイクルスポーツセンターは、UCI(国際自転車競技連合)が各大陸に設ける自転車競技普及のため拠点、「アジア基地」なのだ。

そのCCCにて「2023 CCC修善寺 第2回トレーニングキャンプ」と題した自転車トラック競技のトレーニングキャンプが開催される。

2023 CCC修善寺 第2回トレーニングキャンプ

リー・ワイジー(香港)

日本の若いトラック競技選手と、アジア圏の若手トラック競技選手を対象としたトレーニングキャンプ。「自転車競技連盟に登録している中学生以上の男女で、(成績は不問だが)普段トラック競技を行なっている選手」が参加資格ということで、経験者・上級者向けのキャンプとなっている。

過去の同趣旨の合宿には香港のリー・ワイジー(李慧詩)などが参加。世界トップ選手の礎を築いてきた、実績のあるトレーニングキャンプだ。

「訓練、辛苦極」日本が誇る自転車競技普及センター/サイクルスポーツセンターの役割と魅力を探る【後編】

開催期間:2023年11月1日(水)~11月12日(日)のうち参加できる日程
※参加可能日数が多い希望者を優先

開催場所:静岡県伊豆市大野1826 一般財団法人日本サイクルスポーツセンター(北400mピストほか)
指導者:野田尚宏、その他サイクルスポーツセンター職員
参加費:5,000円/泊/人
持参品:トラックバイクと部品等、競技者登録証、健康保険証など

参加資格:所属の自転車競技連盟に選手登録している中学生以上の男女で、普段トラック競技を行っている選手(競技成績不問)およびその指導者(指導者については、日本スポーツ協会公認の有資格者)。ただしそれ以外でも参加を認めることがある。
規律を遵守し、団体行動ができて、将来国際大会での活躍が期待できると認められる強い意志を持ち、他のアジアの参加選手たちと積極的に交流できる者。またトレーニング効果向上のため、参加日程が多い者が優先される。

そのほか詳細や申込はコチラから。

トラックサイクリングキャンプからCCCキャンプへ

競輪を統括するJKAは、自転車トラック競技の普及活動として「トラックサイクリングキャンプ」を各地の競輪場で開催している。これは「初心者から経験者まで幅広く参加することができる」という門を広く開いたイベントだが、今回このキャンプへの経験者からCCCトレーニングキャンプへの参加申込があったとか。

トラックサイクリングキャンプから、上級者向けのCCCキャンプ、そして更なる高みへ。

日本のトラック競技を成長させるひとつのルートがひらかれている。ぜひチェックし、自分の可能性を広げてほしい。

応募締め切りは10月13日まで。

初心者から経験者まで、楽しく上達できる2日間『トラックサイクリングキャンプ in 平塚競輪』潜入レポート

どうして伊豆に?サイクルスポーツセンターの役割と魅力を探る【前編】