オリンピックランキングとは?

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男子チームスプリント(最大8枠・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 オランダ 5205
2位 オーストラリア 5100
3位 フランス 4380
4位 イギリス 4095
5位 日本 3997.5
6位 中国 3937.5
7位 ドイツ 3641.25
8位 カナダ 3300
—–出場権獲得ライン—–
9位 ポーランド 3210
10位 チェコ 2707.5

2位だったオランダが1位に、3位だった中国が6位に、といった変動はあったものの、8位以内国の顔ぶれは変わらず。日本も現状維持の5位をキープし、安定して出場権獲得圏内にいる。

男子スプリント(最大30枠・各国最大2枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ★オランダ 3550
2位 トリニダード・トバゴ 3000
3位 ポーランド 2850
4位 ★日本 2740
5位 ★オーストラリア 2620
6位 マレーシア 2470
7位 ★イギリス 2395
8位 イスラエル 2372.5
9位 スリナム 2185
10位 ★フランス 1880

★=チームスプリント8位以内の国

男子ケイリン(最大30枠・各国最大2枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ★オーストラリア 3200
2位 コロンビア 2917.5
3位 ★日本 2885
4位 マレーシア 2865
5位 ★オランダ 2735
6位 スリナム 2430
7位 ニュージーランド 2230
8位 イスラエル 2192.5
9位 ★フランス 2180
10位 ★イギリス 2072

★=チームスプリント8位以内の国

男子短距離まとめ

チームスプリントで出場枠を獲得した上位8ヵ国は、スプリントケイリンにも出場枠が与えられる(上記の表においては★マークで示した国がそれにあたる)。日本(男子)は5位地点におり、この順位を保持できれば最大人数でオリンピックに挑むことができる。

全体的に大丈夫そう!

チームスプリントで枠を獲得できなかった場合、スプリント・ケイリンいずれかのオリンピックランキングで(すでにチームスプリントで枠を取った国を除いて)上位7位に入る必要がある。スプリントと競輪どちらか一方で枠を取れれば、もう一方の出場枠も獲得できる。

日本は両種目でTOP5入りを果たしているので、仮にチームスプリントで枠を取れなかったとしてもスプリント・ケイリンは安全圏。

ということで、男子短距離チームは

・現状はチームスプリントの出場圏内、ボーダーまで余裕もある
・仮に男子チームスプリントで8位以内から陥落したとしても、ケイリン・スプリントは安全圏

となる。

女子チームスプリント(最大8枠・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ドイツ 5205
1位 中国 4755
3位 イギリス 4492.5
4位 メキシコ 4117.5
5位 オランダ 3967.5
6位 ポーランド 3622.5
7位 カナダ 3465
8位 ニュージーランド 3442.5
—–出場権獲得ライン—–
9位 フランス 3371.25
10位 日本 2880
11位 ベルギー 2613.75

女子スプリント(最大30枠・各国最大2枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ★イギリス 3345
2位 ★ドイツ 3240
3位 フランス 2810
4位 ★カナダ 2705
5位 ★ニュージーランド 2490
6位 ★中国 2410
7位 ★オランダ 2357.5
8位 コロンビア 2350
9位 日本 2245
10位 オーストラリア 2030

★=チームスプリント8位以内の国

女子ケイリン(最大30枠・各国最大2枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ★ドイツ 3090
2位 ★ニュージーランド 3065
3位 コロンビア 3000
4位 日本 2800
5位 フランス 2610
6位 ★オランダ 2605
7位 ベルギー 2467.5
8位 オーストラリア 2310
9位 カナダ 2118
10位 ★イギリス 2060

★=チームスプリント8位以内の国

女子短距離まとめ

男子短距離と同じく、チームスプリント上位8ヵ国はスプリント・ケイリンの枠も獲得できるレギュレーション。世界選手権前は9位だった日本チームだが、他国と同じペースでポイントを伸ばすことができず、1つ順位を下げてしまった。

チーム種目は危ういが、個人種目は安泰

最大の目標である「チームスプリントでのオリンピック出場」は危うい状況。しかしスプリント・ケイリンではチームスプリントで枠を取れる国を除いた時かなり上位にいるため、個人種目は問題なく出場できそうだ。

ということで、女子短距離チームは

・ケイリン・スプリントは安全圏
・チームスプリントは今後の結果によっては滑り込めるか?

といったところ。

男子チームパシュート(最大10枠・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 デンマーク 6875
2位 ニュージーランド 5850
3位 イタリア 5840
4位 オーストラリア 5550
5位 フランス 5540
6位 カナダ 4930
7位 ドイツ 4545
8位 日本 4310
9位 ベルギー 4210
10位 中国 3840
—–出場権獲得ライン—–
11位 イギリス 3693
12位 スイス 3530

チームパシュートでは上位10位の国に出場枠が与えられる。日本は世界選手権を経て、10位から8位にランクアップを果たした。チームパシュートで枠を獲得すると、マディソンへの出場権も獲得することができる。

男子マディソン(最大15枠・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 オランダ 6330
2位 ★ドイツ 5900
3位 ★ニュージーランド 5860
4位 イギリス 5240
5位 ★ベルギー 5120
6位 ★フランス 4830
7位 ポルトガル 4665
8位 ★デンマーク 4451
9位 ★日本 4280
10位 ★イタリア 4230
11位 スペイン 4155
12位 チェコ 2823
13位 オーストリア 2755
14位 スイス 2413
15位 香港 2369

★=チームパシュート10位以内の国

マディソンの出場枠は最大15。チームパシュートの出場10ヵ国に加え、チームパシュートで枠を獲得していない国のうちから上位5位の国が出場権を獲得できる。

世界選手権で思うような結果を得ることができなかった日本は、順位を下げて現在10位。チームパシュートで枠が取れる位置にはいるが、もしそこからあぶれたら……を考えるとちょっと心配な位置。

マディソンで枠を獲得すると、オムニアムの枠も獲得することができる。

男子オムニアム(最大22枠・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ●フランス 3400
2位 ●ポルトガル 2765
3位 ●日本 2690
4位 ●オランダ 2582.5
5位 ●デンマーク 2572.5
6位 ●ドイツ 2372.5
7位 ●スペイン 2340
8位 ●ベルギー 2250
9位 ●イタリア 2244
10位 ●ニュージーランド 2140
11位 ●イギリス 2030
12位 ●カナダ 1815
13位 ●オーストラリア 1397
14位 アメリカ 1391.5
15位 ポーランド 1290.5
16位 オーストリア 1211
17位 スイス 1082
18位 メキシコ 954.5
19位 コロンビア 733
20位 カザフスタン 732.5
21位 ルーマニア 724.5

=マディソン出場枠獲得圏内の国

マディソンの出場枠を獲得した15ヵ国は、オムニアムでも1枠を獲得できる。それらを除いた上位7ヵ国を加え、22枠が最大出場枠数。日本は世界選手権でオムニアム銅メダルを獲得したことで全体の3位になっている。

男子中長距離まとめ

チームパシュートで枠を取れればマディソンに、マディソンで枠が取れればオムニアムに……とややこしい構造になっている中長距離の出場枠獲得レギュレーション。

チームパシュートに期待したい

日本の男子中長距離チームは

・オムニアムは安全圏内
・マディソン、チームパシュートでもう一声!安心できる位置に行きたい

といったところ。

女子チームパシュート(最大10枠・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 イギリス 6780
2位 ニュージーランド 6550
3位 フランス 6115
4位 イタリア 5300
5位 オーストラリア 5240
5位 ドイツ 5240
7位 カナダ 4870
8位 アメリカ 4830
9位 アイルランド 4450
10位 日本 3970
—–出場権獲得ライン—–
11位 ポーランド 3490
12位 中国 3470

日本は順位キープで10位、ギリギリ出場権内にある。

女子マディソン(最大15枠・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ★イギリス 6540
2位 ★フランス 6250
3位 ★イタリア 5380
4位 ★ニュージーランド 5180
5位 デンマーク 5170
6位 ★オーストラリア 5062
7位 ★アメリカ 4545
8位 ポーランド 4451
9位 オランダ 4165
10位 ★日本 4150
11位 ベルギー 3930
11位 ★ドイツ 3930
13位 ★アイルランド 3242
14位 スイス 3073
15位 香港 2434
16位 メキシコ 2419

★=チームパシュート10位以内の国

マディソンの出場枠は最大15。チームパシュートの出場10ヵ国に加え、チームパシュートで枠を獲得していない国から上位5位の国が出場権を獲得できる。

日本がこのままチームパシュートの上位10ヵ国をキープできれば、マディソンの出場枠も自動的に獲得できる。

仮にチームパシュートにて11位以下に降格した場合、残り5ヵ国のうち日本は現在4番目。この場合でもマディソンの出場枠を獲得できる順位ではある。

女子オムニアム(最大22枠・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ●アメリカ 3055
2位 ●イギリス 3015
3位 ●ニュージーランド 2980
4位 ●デンマーク 2927.5
5位 ●フランス 2782.5
6位 ●ベルギー 2440
7位 ●イタリア 2165
8位 ●オランダ 2005
9位 ●日本 1859
10位 ポーランド 1826
11位 ポルトガル 1820
12位 ノルウェー 1812.5
13位 ●アイルランド 1707.5
14位 ●カナダ 1428.5
15位 スペイン 1262.5
16位 香港 1212.5
17位 リトアニア 1147
18位 ●オーストラリア 1129.5
19位 スイス 1103.5
20位 チェコ 1098
21位 エジプト 1001.5

=マディソン出場枠獲得圏内の国

オムニアムではマディソンの出場枠を獲得した15ヵ国に、それらを除いたランキング上位7ヵ国を加え、最大22ヵ国が出場枠を獲得できる。日本はマディソンでも出場圏内のため、現状オムニアムの出場枠も自動的に獲得できる。

仮にマディソンで枠にあぶれたとしても、オムニアム単体では安全圏に位置している。また世界選手権を経て少し順位も上がっている。

女子中長距離まとめ

男子と同じくチームパシュートで枠が取れれば一安心な中長距離のレギュレーション。チームパシュートでアジア王者に輝いた日本チームは、同種目でギリギリ出場枠圏内へ入り込み、世界選手権後もそれをキープしている。

要のチームパシュートで更に上位へ

マディソン・オムニアムへの出場権にも連動するチームパシュートでは圏内ギリギリの10位。順位アップによって安心したいところ。

今後のオリンピックポイント対象大会は?

「オリンピック直前シーズン」としての2023シーズンが終了。残すは2024年の大陸選手権と、ネーションズカップ全3戦だ。

【大会別】獲得可能な最大オリンピックポイント数(個人種目)

大会 1位のUCIポイント 係数 1開催での
最大獲得ポイント
対象開催数 合計
最大獲得ポイント
大陸選手権 600 ×0.75 450 2開催分 900
ネーションズカップ 800 ×1 800 4開催分 3200

※ネーションズカップは年3戦のうち2つ(1シーズンにつきベスト順位2つ、選考期間(2シーズン)の合計4つ分の順位)がポイントランキングに反映される。

2024ネーションズカップ日程

開催地 開催日
第1戦 アデレード(オーストラリア) 2024年2月2日〜4日
第2戦 香港 2024年3月15日〜17日
第3戦 ミルトン(カナダ) 2024年4月12日〜14日

アジア選手権は詳細未発表。オリンピック本番まで、まだ気を緩めることはできない。