中野慎詞が初の決勝へ
マシュー・グレーツァー(オーストラリア)
ミカエル・ヤコフレフ(イスラエル)
中野慎詞
ハーミッシュ・タンブル(イギリス)
ジェフリー・ホーフラント(オランダ)
マシュー・リチャードソン(オーストラリア)
並びは上記の順となり、ペーサーの後に続く隊列。第1組同様にペーサー退避の残り3周に合わせて上がってきたのは最後尾にいたリチャードソン。
先頭に出たリチャードソンの外からタンブルが加速し、再び先頭が入れ替わる。この時点で残り2周。
最後尾の中野は外から加速し上がっていくが、2番手の位置でリチャードソンが粘る。先頭争いを繰り広げながら最終周回へと突入していく。
残り半周を切り、イン側で粘りきったリチャードソンが前に出ると、その後輪には中野。
外からはホーフラントが勢いをつけて上がってきての最終ストレート。リチャードンソン、中野がそのままの並びでワンツー。
ホーフラントが3着となり、中野慎詞が自身初となる世界選手権で初となる決勝進出を果たした。
決勝・怪物揃いのレース 勝負は最後まで分からず
ジェフリー・ホーフラント(オランダ)
中野慎詞
ケビン・キンテロ(コロンビア)
ハリー・ラブレイセン(オランダ)
マシュー・リチャードソン(オーストラリア)
ジャック・カーリン(イギリス)
決勝は誰が優勝しても不思議ではない短距離の怪物たちが集合するレースとなった。並びは上記の通りとなる。
展開が動いたのはペーサー退避前の残り3周半。5番手のリチャードソンが位置を上げていくと、最後尾のカーリンも付いていく。
ペーサー退避と同時にカーリンが先頭、リチャードソンが2番手となる。ホーフラント、中野、キンテロが続いて、最後尾はラブレイセン。
しかし落ち着く間もなく、ラブレイセンが駆けていくと、残り2周の時点でラブレイセンが先頭。中野は5番手まで位置を下げてしまう。
レースのスピードがラブレイセンによって一気に上げられると、今度はホーフラントが4番手から仕掛けていく。中野はこの動きについていきたいところだったが、最後尾のキンテロがホーフラントの後ろに入り、遂に中野は最後尾まで下がってしまった。
最終周回。先頭はラブレイセンとなって隊列がスピードをあげていくと、遂に中野が外から仕掛けていく。
1人、2人とかわしていく中野の勢いは止まらず、3コーナーでは4番手。
キンテロが更に勢いよく駆けていき、単独でフィニッシュラインへと向かう中、2着争いは内からラブレイセン、リチャードソン、中野となって混戦状態となる。
最終ストレートでラブレイセンをかわして前に出たリチャードソンが2着、そしてラブレイセンとの際どいフィニッシュを制したのは、大外から伸びてきた中野。
中野がラブレイセンより速くフィニッシュラインに駆け込み、初出場にして初の銅メダル獲得を果たした。
優勝は、こちらも初となるケビン・キンテロ、2位にマシュー・リチャードソン、3位に中野慎詞という最終結果となった。
7-12位決定戦
ハーミッシュ・タンブル(イギリス)
マシュー・グレーツァー(オーストラリア)
ミカエル・ヤコフレフ(イスラエル)
トーマス・コーニッシュ(オーストラリア)
アジズルハスニ・アワン(マレーシア)
太田海也
太田が残り2周となって仕掛けていくと、先頭を走るグレーツァーの後輪、2番手となる絶好の展開となる。
最終周回ではスピードを上げて逃げるグレーツァーをとらえに太田が仕掛けていくが、内側で粘るグレーツァー。
太田とグレーツァーの勝負となった先着争いは、グレーツァーが粘って先着。太田は2着。
そのすぐ後ろにアワンが飛び込み3着。太田は7-12位決定戦を2着として、最終成績を8位として男子ケイリンを終えた。
ケイリン最終リザルト
選手名 | チーム | ||
1位 | ケビン・キンテロ | QUINTERO CHAVARRO Kevin Santiago | コロンビア |
2位 | マシュー・リチャードソン | RICHARDSON Matthew | オーストラリア |
3位 | 中野慎詞 | 日本 |