内野艶和選手インタビュー
Q:銅メダルおめでとうございます。
ありがとうございます。ちょっと驚いています。
Q:走る前はどのようなことを考えていましたか?
去年(2022)のレースを振り返った上で、レース中は落ち着いて全体を見ることを大事にしようと思っていました。終始落ち着いて走れたのかなと思います。
Q:序盤にポイントを取り、後半もう一度ポイントを取る展開でした。
「序盤の、強い選手がまだ動いてないタイミングでポイントを取っておかないと」と思っていました。後になるとペースが上がったりラップとかが発生したりして、脚に余裕がなくなることはわかっていたので。取れるときに取って、あとは脚を溜めて行ける時に、と考えていました。
正直言うと途中「これはまずいな」とも思いました。だから溜めにこだわった部分もあります。確実に取ることを考えるならもったいないポイント取りなどはせずに、しっかり重ねなきゃと思って。
Q:後半に入ってラップが発生、目まぐるしい展開になりました。
自分もレースの流れに乗っかっていました。遅れる場面も多々ありましたが、結果的には集団の中でしっかりスプリントできたので良かったかなと思います。
Q:ラップが発生したあたりは脚を溜めていたタイミングでもあったと思いますが、不安にはならなかった?
なりました!スピードが違いすぎて。自分もまだまだ脚がなくて、ついていけなかったのが今の課題だなと思います。
Q:「最後に一発」というのはどのあたりから考えていましたか?
ラップしたメンバーに追いつかないことは認識してて、最後自分の脚を出し切ることを考えていました。残り30周くらいで3位が接戦だとなんとなくわかっていて、でもはっきりとはわかってなくて。「取れるところで取るしかない」と考えて動いた感じです。結果3位になって驚きました。
Q:1着でフィニッシュして、電光掲示板を見た瞬間の気持ちは?
「えっ、3位だ!?」って思いました(笑)
Q:今回、自信を持ってレースには挑めていたのでしょうか?
チームパシュート、スクラッチ、マディソンと、今回はたくさん走らせてもらっています。レースの感じは掴めていましたね。マディソンはポイントレースと近い部分がありますし「こういう感じなんだな」とイメージできた部分は大きかったと思います。
私はいつも徐々に上がっていく感じなので、「こういう感じか」とか「ここは落ち着いて」などを学びながら走れたことが、良かったです。
Q:今大会は日本チームの中長距離メンバーが活躍しています。他のメンバーの成績は刺激になりましたか?
はい。窪木(一茂)さん、今村(駿介)さんが序盤からメダルを獲得していて、昨日(8月7日)の自分のマディソンはちょっとうまくいかなくて、悔しい思いをしてからのこのポイントレースでした。悔しい思いや流れを繋げられて、嬉しく思います。
Q:この結果はパリオリンピックに繋がりますね。
はい。残り1年もないですし、これを自信にして1日ずつ頑張っていきたいと思います。
(この後表彰式ですが)メダルが大きいって聞いてるので、楽しみです!