『2023世界選手権・グラスゴー大会』大会4日目となる8月6日に男子スプリントの準々決勝が行われた。前日、5日の予選と1回戦、2回戦を経て、日本チームからここまで勝ち上がったのは太田海也。

迎えた準々決勝は日本選手の宿敵マテウス・ルディク(ポーランド:予選2位)との戦い。この準々決勝からは2本先取で勝ち上がりとなる。

宿敵との1戦

マテウス・ルディク(ポーランド)

太田は予選を10位、ルディクは予選を2位で通過し、タイム差のある中での勝負となった1戦。2回戦ではルディクが寺崎浩平を下し、太田にとってはチームメートの仇を取る意味も持つ準々決勝となった。

1本目。太田が前、ルディクが後ろでレースがスタートする。スタンディングを挟みながら、ゆっくりと1周する両者。2周目に入り2車身ほどの間隔を保って両者が進んでいく。

そして最終周回前に太田が徐々に加速し、最終周回では2コーナーを前にフル加速。しかし、この加速にピッタリと付いていくルディク。

残り半周で外から仕掛けると、最終コーナーでは先頭となって先着。ルディクが1本目を得た。

2本目。今度は太田が後ろとなり、1本目よりゆったりと1周を経過する。

レースがヒートアップしたのは残り1周半。太田が後ろから一気に加速して前に出ると残り1周。逃げる太田を1車身ほどの差で追いかけるルディク。

最終コーナーを抜けて太田が粘るがルディクも並び掛け、最後は両者がハンドルを投げてフィニッシュ。

写真判定となったが、数センチの差でルディクが先着。準々決勝はルディクが太田をストレートで下し、準決勝進出を決めた。

準々決勝結果PDF

スプリントの準決勝、決勝は現地の7日に実施される予定。

太田海也選手 インタビュー

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