「2023世界選手権・グラスゴー大会」。大会2日目の8月4日には女子スクラッチが行われ、内野艶和があと一歩でメダル獲得まで迫ったが、メダルには届かなかった。内野の積極的なレースをお伝えする。

女子スクラッチ

女子スクラッチには24人が出場。この種目で2連覇を果たしているマルティーナ・フィダンザ(イタリア)、東京2020オリンピック・女子オムニアムで金メダルのジェニファー・バレンテ(アメリカ)など強豪がエントリー。日本からは内野艶和が世界に挑んだ。

レースはトラック40周、10kmの戦い。大きなアタックは無かったが、停滞することもなく、流れるような形で終盤へと入っていく。

残り5周を切って、内野はほぼ最後尾の位置となる。内野の前には東京オリンピックの金メダリストのバレンテ(アメリカ)。

残り2周。集団が最後のスプリント勝負に向けてスピードを上げていくと、バレンテが大外からスピードを上げて上がっていく。そしてそのスピードを利用するような形で、内野もバレンテの後輪につけて一気に前へと位置を上げていく。

残り1周を前にして、バレンテの後ろを少し空けてしまうと、すかさず合間に入ってきたのはマイケ・ファンデルドゥイン(オランダ)。レースは勢いそのままにバレンテが押し切って優勝、2着にファンデルドゥイン、3着にミケイラ・ドルモンド(ニュージーランド)、内野は最後に大外から仕掛けて6着となった。

メダル獲得のチャンスを得た内野だっただけに、最後の内容が悔やまれる形となった。

選手名 チーム
1位 ジェニファー・バレンテ VALENTE Jennifer アメリカ
2位 マイケ・ファンデルドゥイン van der DUIN Maike オランダ
3位 ミケイラ・ドルモンド DRUMMOND Michaela ニュージーランド

最終結果PDF

内野艶和選手 インタビュー

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