『2023アジア選手権トラック』マレーシア大会は2023年6月14日から19日で開催中。

14日には男子チームスプリントの予選から決勝までが行われ、日本チーム(長迫吉拓、太田海也、小原佑太)が予選、決勝とトップタイムを記録し、2023年のアジアトップの座へと輝いた。

世界で表彰台を争う実力を発揮した予選

この種目に参加したのはアジアから11チーム。世界で日本と共に上位を争う中国を筆頭に、マレーシア、韓国など日本のライバル国が集った。日本からは長迫吉拓、太田海也、小原佑太の3人がチームを組んで出場。

予選の9走目に出走した日本チーム。長迫がスタートから快速で飛ばしていくと、フィニッシュタイムは43秒219。中国とマレーシアを残して日本が暫定トップとなる。

続く中国は44秒014、マレーシアは44秒728と、日本を下回るタイムだったため、日本がトップで予選を突破。2位に中国、3位がマレーシアとなった。アジア選手権は1回戦が無いため、予選トップの日本と中国が金メダルをかけて決勝進出を決める形となった。

日本vs中国の決勝

第1走の長迫からスタートを切ると、中国に微差をつけてリードして第2走へ。第2走では、その差をさらに広げて、勝負は第3走の小原へ託される。

最終周回で持ち前の粘りを見せた小原の走りは、中国チームを突き放して、最後は大きく差をつけてのフィニッシュ。

日本は最終タイムを42秒987として、アジア王者となるタイトルを獲得した。中国のフィニッシュタイムは43秒618。

3位決定戦はカザフスタンと開催国マレーシアのレース。このレースは44秒363のタイムでマレーシアが制し、表彰台最後のスポットを得た。

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長迫吉拓選手&小原佑太選手インタビュー

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