2023年5月12日よりスタートした『2023全日本選手権トラック』。初日のラストを飾ったのは男女のエリミネーション種目。それぞれ橋本英也、梶原悠未が勝利を収め、日本チャンピオンのジャージに袖を通した。
エリミネーションのルール
2周ごとに最後尾の選手が1人除外(エリミネート)され、最後は1対1の勝負で決着。
女子エリミネーション
女子にはナショナルチームメンバーを中心に梶原悠未(Team Yumi)、垣田真穂(チーム楽天Kドリームス/早稲田大学)、池田瑞紀(チーム楽天Kドリームス/早稲田大学)、内野艶和(チーム楽天Kドリームス)、古山稀絵(チーム楽天Kドリームス)、大関奏音(日体大)の6人がエントリー。
レースは最初に大関が除外されると、ナショナルチームに所属する選手たちの戦いとなる。古山、池田、内野の順に除外されていき、残ったのは梶原と垣田。前に垣田、後ろに梶原となった最終周回は、梶原が最終周回で内側から垣田を抜き去り先着フィニッシュ。強さを見せての優勝となった。
1位に梶原、2位が垣田、3位は内野という最終結果。
優勝:梶原悠未コメント
1月に初めて肋骨を骨折、靭帯損傷、肉離れを起こしてしまい、リハビリとトレーニングをしてレースに向けて仕上げても、レースでまた落車してしまって。怪我が続いて心身ともに挫けそうな時もあったんですが、周りの方々に支えていただいてこの大会に向けて準備をすることができました。やっとしっかり優勝することができて嬉しいです。
ジュニアからエリートに上がった2選手も加わり、みんなで刺激し合いながらトレーニングできています。今回のエリミネーションへの出走は6人と、女子のレース人口はまだまだ少ないので、これからもっと競技人口が増えて切磋琢磨できたら嬉しいと思います。
あと3日間レースがありますが、出場全種目での優勝を目指します。