男子エリミネーション
2月のネーションズカップ第1戦で金メダルを獲得した橋本英也を筆頭に6人が出場したチームブリヂストンサイクリングに加えて、各大学、実業団チームなど男子には20人がエントリーした。
レースは橋本英也が最後尾、そして残りのチームブリヂストンサイクリング所属の選手たちが集団前方に固まり、進んでいく。
除外周回ごとに橋本が外から少し位置を上げていくと、内側の選手が除外されていき、残り5人となる。窪木一茂、橋本英也、今村駿介、兒島直樹、松田祥位と、チームブリヂストンサイクリングの選手たちの戦いは、まずは内側に詰まった窪木が除外される。続いて松田が除外されると橋本、兒島、今村の表彰台の位置争い。
除外周回では、一旦ドローとなり、レースは激しさを増していく。
次の除外周回で橋本が前に出ると、今村が内側、兒島が外でのもがきあいとなるが、兒島が僅かに前でフィニッシュラインを駆け抜ける。今村が除外され、最後は橋本と兒島の2人となる。
しかし残り2人となった直後に、前を走る橋本の後輪に兒島が当たってしまい落車。そのまま橋本が単独で2周を走り、勝利を確定させた。
※ニュートラル措置が取られるかと思われたが、4人以下となった場合はレースが続行されるルールのため、橋本が先着となった
優勝:橋本英也コメント
1年ぶりのエリミネーションチャンピオン、感無量です。ネーションズカップで優勝している立場なので、絶対に優勝したいと思っていました。その結果優勝できて本当によかったです。エリミネーションは走っていて楽しいです!
いろんな走り方があって、僕は中盤以降に後ろでちょいちょい差して走っていました。前の方にいたり、後ろの方にいたり、いろんな走り方があるのを見ていただいて、観客の皆様を楽しませることができたんじゃないかなと思います。
アジア選手権は、おそらくエリミネーションが無くて、別の種目に出ることになると思います。世界選手権はもちろん出たいですし、エリミネーションでアルカンシェルを獲れたらアツいですよね。
でもチームパシュートでオリンピックの枠を獲ることが、チームとしての第一フォーカスです。そこでもっとタイムを出して、日本チームとして初の(チームパシュートでの)オリンピック出場を目指したいです。