ジュニアで活躍した選手が、エリートの舞台へ

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競輪選手・元ナショナルチームメンバー

脇本雄太、新山響平

脇本雄太, 福井競輪場

脇本雄太

現役の競輪選手が参戦する点も見逃せない。元トラック競技ナショナルチームで、現S級S班の脇本雄太・新山響平はチームブリヂストンサイクリングとして出場。今回は「ブリヂストンチーム」としてチームスプリントに挑むらしいが、その結果はいかに?

※ちなみに新山は昨年(2022)はチームパシュートにも出場していた

伊藤信

競輪選手かつ「世界一」の選手も出場する。

その名は伊藤信(大阪/92期)、『UCI 2022マスターズ世界選手権トラック』男子35〜39歳カテゴリーのスプリントで優勝した、アルカンシェル保持者だ*。

※今大会ではエリートに出場予定のため、マスターズでのアルカンシェルは着用できない。

競輪選手の伊藤信、市本隆司、案浦攻がアルカンシェル獲得!/『UCI 2022マスターズ世界選手権トラック』アメリカ・ロサンゼルス

村田祐樹、久米詩、五味田奈穂

そのほかの競輪選手としては、ナショナルチームで活動していた村田祐樹、過去にも全日本トラックに出場している久米詩も出場予定。久米は普段から日本サイクルスポーツセンターで練習をしており、ナショナルチームは身近な存在だ。

村田祐樹, 男子ケイリン, 2021全日本トラック

村田祐樹

久米詩, 500mTT, 2021全日本トラック

久米詩

2023年競輪選手デビューの五味田奈穂もエントリー。競輪選手養成所の卒業記念レースで3位の注目の新人選手で、養成所入所前の学生時代にも全日本選手権に出場している。

【Weekly JIK Vol.120】そして卒業へ 日本競輪選手養成所の日常

そのほかの注目選手

酒井亜樹

丹野夏波 畠山紗江 酒井亜樹, 女子エリート, 2022全日本選手権BMXレース

(右)酒井亜樹

500mTTにエントリーしている酒井亜樹はBMXレーシング出身。2022年の全日本選手権で3位に入った実力者だ。

BMXレーシング出身のトラック競技選手といえば、まず挙がるのが日本の長迫吉拓。BMXで培ったスタートダッシュを活かし、チームスプリント1走として活躍している。世界トップ選手のハリー・ラブレイセン(オランダ)もBMX出身で、トラック競技からは少し離れるが、競輪選手の古性優作もBMX元日本チャンピオン。BMX出身選手の「別のフィールドでの活躍」は枚挙にいとまがないが、酒井はトラック競技のフィールドでどんな走りを見せるのか?

中里仁

アマチュア選手としてピックアップしたいのは中里仁。今村駿介が日本初挑戦として行った「アワーレコード」だが、それに続く2022年、非公式・アマチュアながらもチャレンジしたのが中里。その果敢な姿勢はトラック競技界隈の話題となった。

三浦生誠

木村和平 三浦生誠, 1kmTT, パラサイクリング, 2022全日本選手権トラック

(左)木村和平(右)三浦生誠

また日本大学の三浦生誠は昨年(2022)と同じく、自身のエリートカテゴリーレースに加えてパラ種目にもタンデムパイロットとして出場

※タンデムパイロット…視覚に障害のある選手と2人乗りする自転車(タンデム自転車)にて、前の席に座る健常者のこと

今回エントリーしている木村和平・三浦生誠ペアは2022年10月のパラサイクリング世界選手権で2種目の日本記録を更新している。息のあった2人の走りにも注目したいが、2つのカテゴリーでレースをする三浦のチャレンジにもエールを送りたい。

2023全日本選手権トラック 大会スケジュール

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