『2023 UCIトラックネーションズカップ第3戦』男子オムニアムは窪木一茂(ナショナルチーム)が暫定2位になるなどの好走を見せて5位。兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)は終盤の追い上げで9位となった。優勝はドノヴァン・ゴロンダン(フランス)。
男子オムニアム
2023年4月20日から23日の4日間で開催されている『2023 UCIトラックネーションズカップ第3戦』カナダ・ミルトン大会。22日には4種目の合計ポイントで争われるオムニアムの男子種目が実施された。
予選を経て本選へと出場したのは24人の精鋭たち。日本からは窪木一茂(ナショナルチーム)、兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)の2人が出場。ネーションズカップ第1戦、第2戦のマディソン銀メダリストの一角、ヤン ウィレム・ファンシップ(オランダ)などを含む強豪も出場した。
第1種目 スクラッチ
第1種目のスクラッチでは窪木がスプリント力を見せて、最終スプリントでは3着となったが、その前に4人が1周追い抜きをしていたため、この種目での成績を7位とした。兒島は集団後方でフィニッシュし17位。
1位はヴィンセント・ホペザック(オランダ)、2位はアラン・バナシェク(ポーランド)、3位はユリ・レイタオ(ポルトガル)。
第2種目 テンポレース
第2種目はテンポレース。スタートと同時に飛び出したティム・トウデンベルク(ドイツ)が序盤に大量ポイントを獲得し、1位。中盤に追い上げたマーク・スチュワート(イギリス)が2位、ところどころでポイントを獲得したヤン ウィレム・ファンシップ(オランダ)が3位、終盤に3ポイントを獲得した窪木が4位、兒島は中盤に1ポイントを獲得し9位となった。
第3種目 エリミネーション
第3種目は2周毎に1人が消えていく、エリミネーション。兒島が残り9人、9位で除外されてしまい、窪木は6人の集団まで残り6位となった。日本の両選手共に体力はまだまだいけるような走りだったが、エリミネーションの難しさか、兒島は外から追い上げるが届かず、窪木は行き場を失ってしまった。
この種目を制したのはドノヴァン・ゴロンダン(フランス)。ファンシップとの一騎打ちを大差で勝利した。
ここまでのトップ5は以下の通り:
マーク・スチュワート(イギリス:104ポイント)
ドノヴァン・ゴロンダン(フランス:102ポイント)
ティム・トウデンベルグ(ドイツ:100ポイント)
ヤン ウィレム・ファンシップ(オランダ:94ポイント)
窪木一茂(日本:92ポイント)