UCIは公式リリースにて2023年4月5日、『2022世界選手権ロード』と『2022世界選手権トラック』による経済効果に関するレポートを発表。

本記事では2022年に開催された2つのUCI世界選手権が、どれほどの経済効果を生み出したのかをUCIリリースをもとにご紹介していく。

UCIリリース(2023年4月5日)レポート(PDF)

ロードでは「23万人」以上が入場

新型コロナウイルス感染症に関する制限が各国で緩和・撤廃され、2022年の各種UCI世界選手権では世界中のファンを迎え入れることができた。

その影響もあり、オーストラリア・ウロンゴンにて開催された『2022世界選手権ロード』では10万人以上が来場。うち約4万人がウロンゴン地域外からの来場者であり、開催期間中の入場者数合計は23万6000人に達している。

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トラックでは「1万7000人」以上が入場

『2022世界選手権トラック』はフランス・サン=カンタン=アン=イブリーヌにある収容人数5000人の「Vélodrome National」にて開催され、4000人のサン=カンタン=アン=イブリーヌ地域外からの来場者を含む1万人が来場し、開催期間中合計としては1万7000人が入場した。

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57億円以上の経済効果

この2つのUCI世界選手権によって創出された経済効果は、約4000万ユーロ。日本円にして約57億6000万円*の経済活動が生み出されたことが明らかとなった。

『2022世界選手権ロード』では3560万ユーロの経済活動が生み出された。これは開催地域で「年間930の雇用」が生み出されたのと同等の金額であると、UCIは発表している。

『2022世界選手権トラック』は350万ユーロ以上の経済効果を生み出し、これは開催地域における「年間89の雇用」を創出したことに相当するとした。

※2023年4月5日の為替「1ユーロ = 144円」を参照(出典:日本銀行)

本レポートは世界各地でビジネスに関する様々なサービスを提供する「Ernst & Young」社によって発行された。

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